偏食 は自閉症スペクトラム障害には多い特徴です。てこでも食べないお子さんも多いので、頭を痛めることもあるのではないでしょうか。
偏食のなかでも、白米やおにぎり、焼きそばやラーメンは比較的食べられるお子さんも多くいます。
偏食でも白いおにぎりは食べられる?~発達障害の偏食~
発達障害の偏食とは
発達障害の偏食とは食べ物の好き嫌いではありません。まず、発達障害の子供は、はじめて見るものは食べないという子も多いです。また、味付けや調理法が合わなくても食べません。
感覚過敏がありますので、食材が苦手というよりも食感が苦手な場合も多くあります。食材の切り方や調理法、味付けを変えると比較的食べてくれます。
また、味付けに関してもいつもと味が違えば食べません。そのため、同じ料理でも作り手が変わる、メーカーが変わると食べない子もいます。
偏食でも食べられるもの
発達障害の子供達は、比較的白いものを好む傾向があります。たとえば、白米を使ったもの、小麦を使った麺類などが、それにあたります。
白米ですと、ごはんが食べられるようになり、おにぎりが食べられるようになり、次第に丼ものが食べられるようになる子も多いようです。
また、焼きそばやラーメンなら食べられる子も比較的多くいます。ただし、焼きそばに具を入れると食べなくなる恐れがあります。
白いもの全般が食べられるようなら、
- じゃがいも
- とろろ(とろろご飯)
- 卵の白身
- 豆腐
- 牛乳
- 白身魚
と栄養価の高いものも食べられます。
お魚に関しては、お肉同様難易度が高い場合もありますが、鮮度が良ければ焼き魚でも食べる子もいます。
葉物は食感的に最後まで苦手とする食材かもしれません。
どうしておにぎり?
息子・ハル(アスペルガー&ADHD)は、おにぎりが大好きです。最近では銀シャリおにぎりでなくても食べられるようになりました。
以前は、おにぎりに具が入っていると食べませんでしたが、現在は具が入っていても、炊き込みご飯のおにぎりでも食べます。
ですので、おにぎりの中に人参シリシリや野菜たっぷりハンバーグなど栄養になりそうなものを具材として入れています。
息子の場合は、注意散漫ですので食事中でも他のことに気を取られて食事が進まない、また食材ごとわけて食べるので食事に時間がかかってしまいます。
たとえば、チャーハンですと、まず人参を食べて、コーンを食べて、お肉を食べて、お米を食べるという具合に、食材ごと食べ、スプーンに乗せ一口で食べるということはありません。
ですので、我が家ではおにぎり率が非常に高いです。おにぎりなら注意散漫でも片手に持ち食べることができます。(苦肉の策ですが)
よくよく考えると、ドラマで山下清も、グッドドクターの主人公、アタルの主人公もおにぎりを食べていました。
そのとき、私は思いました。「どこの親も偏食に苦労して、行きついた先はおにぎりだったんだ。」と・・・。あくまで想像ですが、感慨深いものがあります。
偏食でも食事は楽しく
てこでも食べない発達障害の子も多く、どうしてよいかわからなくなることもありますが、家では食べられるものを家族で楽しく食べるよう心掛けることが大切です。
食事が嫌な時間になってしまえば元もこもありません。食事は楽しいものと学習させることが大切です。
頑として食べない子も多いので栄養面でも心配になりますが、保育園や幼稚園、小学校でお給食がはじまると、食べられるものがグーンと増えますので、それほど偏食を心配する必要はありません。時期がくれば食べられるようになります。
食事で大切なことは、家族みんなで楽しく食べることです。
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まとめ
偏食でも白いおにぎりは食べられる?~発達障害の偏食~
発達障害の偏食とは
偏食でも食べられるもの
どうしておにぎり?
偏食でも食事は楽しく