子供 が 発達 障害 と診断を受けたらショックと同時に今後どうしていくべきなのか、まずは考えると思います。目の前が真っ暗ななか、多くの情報を集め療育について考えていくことになります。
今回は、子供が発達障害と診断をうけた場合、親にはどのような選択肢があるのかご紹介いたします。
子供が発達障害とわかったら ~親の選択肢は?~
子供が発達障害とわかるまで
我が家のハル(8歳)はアスペルガーとADHDの混合タイプです。1歳半で広汎性発達障害と診断を受けました。当時は知的障害も併発していました。
診断までの流れとしては、生後7か月くらいから反り返りやこだわりが強くあらわれたので、1歳半検診で相談しましたが、「様子をみましょう。」と言われました。
その後、言葉があらわれないこともあり言語療法をおこなっている耳鼻科へ行きましたが、年齢的に言語療法は早いといわれ、民間の言葉の教室へ行くことにしました。そこで広汎性発達障害の可能性を示唆されました。
その後、保健所への連絡、保健所から療育センターへの紹介状という流れで診断にいたりました。
発達障害と療育
民間での言語療法では、まず療法士さんにどのような療育をしていくのか尋ねられました。
それは、療育により知能が多少でも向上した場合、本来受けられるはずの療育手帳や支援が受けられなくなる可能性があるためです。
療育といえば、生活訓練が一般的なのかもしれません。ですが、私はいざというときハルがひとりでも自立して生きていけるような道を選びました。
この判断が正しかったのかはいまでもわかりません。正解などないのかもしれません。ハルは今現在平均的な知能指数よりも高い知能指数を持ち、運動もよくできる子供です。
ですが、1歳半から今日まで毎日が療育や訓練で終わっています。そして、おそらく将来は就労支援を受けること、また障害者枠での雇用は無理でしょう。
知的障害を伴わない発達障害に対する社会の受け入れが今後どのように変わるのか今現在では判断できかねますが、今のままですとハルは他の子と同じように進学をし、就職をすることになるのでしょう。
その時に、もしかしたら発達障害ならではの困難に出会うのかもしれません。もしかしたら、生活訓練だけをおこない、障害者就労施設で仕事をした方が、ハルにとっては楽だったのかもしれません。
子供に発達障害がある場合、どうやって育てるのか、どのような療育を受けさせるのかは、子供の将来に大きく影響を及ぼすことです。
子供にとって生きやすい道はどの道なのか、そのことをよく考えた上で保護者は療育を考えていかねばならないのだと思います。
そして、知能指数60代だったハルが、今現在平均的な知能指数を上回っている現状に対しては、訓練の成果ととらえるべきなのか、言語能力が伸びたことにより、知能検査に反映できたのかはわかりません。
ただ、私はハルが将来自立できるように、スモールステップと成功体験を積み重ね、自分の信じた療育を行いました。
ハルのばあいは、知能指数という面においては幼児教室などの早期教育が功をなしましたが、幼稚園がモンッテソーリ教育でしたので、相乗効果だったのかもしれません。
もしくは、たまたまだったのかもしれません。本当にこればかりはやってみないとわからないという結論です。
我が家のばあいは、特に生活訓練はおこなっていませんが、それなりに周りを模倣する力がついていますので、周りをみて何をやるのか判断しているようです。
発達障害の子供が療育手帳を失効??
社会的には、療育はよいことなのだと思います。ですが、中途半端に療育をしてしまうと知能指数がボーダーになってしまい低知能にも関わらず療育手帳を失効してしまうというケースもあります。その場合、普通学級での生活はすこし大変なものになるかもしれません。
ですので、同じ発達障害でもその子その子の特性を見極め、どのような療育をおこなっていくのか、親は責任を持って考えなければならないのだと思います。
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まとめ
子供が発達障害とわかったら ~親の選択肢は?~
子供が発達障害とわかるまで
発達障害と療育
発達障害の子供が療育手帳を失効??