アスペルガー の方と 恋愛 をする場合には、定型発達の人との恋愛とは違いいくつか工夫が必要になります。
アスペルガーの考え方を知ることで、相手の行動がすこし理解できることもあります。そうすると、あまり腹も立たなくなるものです。
アスペルガーとの恋愛で注意すべき点とはどのようなことでしょうか。
アスペルガーとの恋愛 ~注意すべき4つの点~
アスペルガーとの恋愛
アスペルガー症候群やADHDなどの発達障害を持つ方は魅力的な方も多く、その独創性やカリスマ性に惹かれる方も多くいます。
または、天然でどこか放っておけないような発達障害の方の場合は、守ってあげたい、自分が保護しなければという気持ちが掻き立てられることもあるかと思います。
なかにはアスペルガーやADHDなどの診断名が付いていない隠れ発達障害の方も、この世代は多くいるかと思いますが、その場合は本人すら自分が発達障害だと知らないケースも多々あります。
ですので、アスペルガーやADHDなどの診断名が付いていなくても、発達障害の傾向がみてとれる場合には、相手に発達障害の傾向があると理解したうえで関係を構築した方がスムーズに事が運びます。
アスペルガーとの恋愛の難しさ
恋愛とは定型発達同士でも難しいものです。ですが、どのような困難な状況でも話し合い解決することができます。
ですが、アスペルガー症候群の場合、話が噛みあわない、何を言っていいかわからなくなりどこかへ行ってしまう、約束を忘れる、物忘れがひどい、話を聞かず一方的に主張する、攻撃的、このような行動が原因となり、結局何も解決できないという事態が起きてしまいます。
アスペルガー症候群の方は、普段は温厚で優しく、真面目で一途な方が多いので、上手くいっているときは良いのですが、一旦問題が勃発してしまえば、どう収拾すればよいのかわからなくなるほど気難しい態度に変わってしまう方もいます。
すると、問題解決どころではなくなり、ただの喧嘩になってしまいます。
アスペルガーとの恋愛で気を付けること
- 温和な話し方
- 短くわかりやすく話す
- 短時間で終わらせる
- 1人の時間を作る
温和な話し方
何か問題が起きたとき、こちらがきつい話し方をするとアスペルガーの方は攻撃的になります。
問題の内容よりも、「なんでそんなきつい話し方をするの?」という気持ちが強くなってしまいます。この時点で、お互いの話の内容が噛みあわなくなる可能性もあります。
きつい話し方をすると、アスペルガーの方は自分が攻撃されていると感じ反撃を始めるのかもしれません。
ですので、問題を話すときには「どう、思う?」と相手に相談するような穏やかな口調で話した方がスムーズに会話がすすみます。
アスペルガーの方と話すと、どんどん会話が広がってしまうので、会話が広がり始めたら(ずれ始めたら)、さりげなく元の話に戻し、なるべく短時間で会話を終えるようにしましょう。
短くわかりやすく話す
問題を提起したいとき、長々と話すとアスペルガーの方は混乱してしまいます。ですので、短くわかりやすく話してください。
難しいところですが、ここで言葉が足りなくてもアスペルガーの方は違ったとらえ方をします。言葉が長すぎると、困惑し無言になってしまいます。
また、過去のことと比較し、「この前もこう言ったじゃん。」というような話をすれば、会話の収集が付かなくなってしまうので、あまり過去のことを会話に出すことはおススメしません。
なぜなら、極めて似たような状況であったとしても、アスペルガーの方は限定的に捉えるので、「あの時と今では状況が違う=違った問題」として捉えているので、この点で話し合うことは困難です。
定型発達の言い方に変えると「それはそれ、これはこれ」という発想に近いものがあるのだと思います。
短時間で終わらせる
話し合いは短時間で終わらせましょう。時間がかかると集中力が続かず、話しが脱線してしまったり、混乱して無言になってしまう、上手く言えない苛立ちが暴力に変わる可能性があります。
特に話しが脱線してしまった場合、アスペルガーの方はほぼ永遠に話し続けます。時には質問攻めにあいます。定型発達の方のほうが体力的に持ちません。
アスペルガーやADHDの方はショートスリーパーな場合もありますし、感覚鈍麻なため疲れていても自分で気が付かず、電池が切れるまで話し続ける方もいます。
ですので、なるべく話し合いは短時間で終わらせましょう。
突然いなくなる
アスペルガーの方は困惑すると突然いなくなることがあります。
定型発達の人からしてみると非常識でありえない行動なのですが、アスペルガーの場合は自分の気持ちを一旦落ち着かせるためにやっていることだと理解しましょう。
戻ってきた段階で、「先はいろいろ一度に言ってごめんね。びっくりしたね。」と、相手の気持ちを察すると、アスペルガーの方も心を開いて話しをしてくれます。
ここで何も言わず、何事もなかったかのように振る舞えば、逃げ癖がつく可能性がありますので、「ごめんね。」でも、なんでも良いので声をかけるようにしましょう。
発達障害の方は習慣化しやすいので、「逃げれば、問題が解決する」という学習は避けたいものです。
素直な心
今回は、アスペルガー症候群の方との話し方をご紹介いたしました。
アスペルガー症候群の人は一途で素直な人が多いので、関係が上手くいっているときにはさほど発達障害を問題に感じることはないと思います。
ですが、一旦問題が起きてしまうと、話の通じなさに疲れてしまうこともあります。ですので、問題が起きた時にうまく話し合えるコツをつかめば付き合い方も楽になるのではないでしょうか。
そのためには、皮肉や嫌味、攻撃的な言葉は避け、暖かい素直な言葉を使うほうがよいでしょう。
これは発達障害、定型発達に関わらず同じことが言えるのではないでしょうか。
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まとめ
アスペルガーとの恋愛 ~注意すべき4つの点~
アスペルガーとの恋愛
アスペルガーとの恋愛の難しさ
アスペルガーとの恋愛で気を付けること
素直な心