発達障害の子供に習い事をおすすめする理由としては、さまざまな経験を積ませてあげることができるという点、居場所を作ってあげるという点、集団に慣れさせるという点があります。
発達障害の子供に習い事をおすすめする3つの理由
発達障害の子供に習い事をおすすめする理由
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上記原稿では、習い事を選ぶ上でおすすめるポイントをお伝えしました。
今回は、習い事をするメリットをお伝えいたします。
習い事で発達障害の子供の居場所を作る
習い事は子供たちの居場所づくりにつながります。子供が保育園や幼稚園、小学校、中学校と進学してゆくと、学校が子供たちの世界のすべてになってしまいます。
その学校でもしうまくいかない場合、良好な人間関係が築けなかったとき、子供には逃げ場が必要となります。
自分を受け入れてくれる居場所を確保しておくということは、学校がすべてではない。学校でうまくいかなくても、ここならうまくいくという自信にもつながります。
発達障害の子供の場合、学校でうまくいかないかもしれない可能性を考慮し、あらかじめ居場所を作っておくこともひとつの手段です。
発達障害の子供には経験が必要
習い事ではさまざまな経験ができます。それは、習い事を通してさまざまな体験ができるということもありますが、一番のポイントは人間関係のパターンを習得できるということです。
学校には学校の人間関係がありますが、習い事にもさまざまな人間関係があります。
ただ、まったく環境の違う子供の集まる学校よりも、習い事は似たような考えを持つお家の子供たちが集まり、子供たち自身が好きでその習い事に通っているわけですので、いわば共通の趣味がある状態です。さらに習い事にはたくさんの大人の目もあります。
ですので、友達が作りやすく、親の目があることからも嫌がらせなどは起こりにくいと考えることができます。
そのなかで、お友達を作り、良いことも嫌なことも経験することができます。
うまくいかなかったコミュニケーションパターンや苦手の子の対処方など、子供たちはさまざまな人間関係を体験し、人との関りを学ぶことができます。
すると、大人になったとき、何か困ったことが起きたとしても、「あの時は、あーやったらうまくいった。」と、対応することができます。
大人になって初めて経験するトラブルと、子供の頃に経験したことのあるトラブルではやはり後者の方が負担もすくなくすみます。
親にとっても、学校を変えるということは大変なことですが、習い事でしたらいざという時でも曜日を変える、クラスを変えるなどし対応することができますので、精神的負担が少なくすむのではないでしょうか。
入学の前に集団行動になれさせる
発達障害の子供にとって、大勢のなかに入ることや集団行動を求められることはパニックに陥りやすい状況です。
パニックと聞くと騒ぐイメージですが、なかには走り回ってしまう子もフリーズして動けなくなってしまう子もいます。
ですので、就園就学の前に習い事をはじめるのもひとつの方法です。
ポイントとしては、まずは少人数のクラスで慣れさせ、すこしずつ人数の多いクラスに移っていくことです。
もしくは、はじめは人数の少ないクラスでも徐々に人数が増えていくクラスでもよいです。
発達障害の子にとって、自分が大勢のなかに突然入ることは苦手ですが、自分がもともといるクラスに他の子が入ってくることには、それほど抵抗を感じない子もいます。
就園就学前に大勢という環境に慣れさせてあげると、スムーズに就園就学を迎えることができます。
慣れてきた頃にトラブルが発生するのが常ですので、入園入学はスムーズに向かられると親にとっても子供にとってもよいスタートがきれるのではないでしょうか。
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まとめ
発達障害の子供に習い事をおすすめする3つの理由
発達障害の子供に習い事をおすすめする理由
発達障害の子供には経験が必要
習い事で発達障害の子供の居場所を作る
入学の前に集団行動になれさせる