感覚 過敏 のある子供にはいくつか注意した方がよい習い事があります。喜んではじめた習い事でも感覚過敏のため思わぬ苦労をすることがあります。
今回は、感覚過敏のある子供が注意をした方がよい習い事をご紹介いたします。
感覚過敏のある子が注意した方がよい習い事
聴覚過敏の注意した方がよい習い事
聴覚過敏のあるお子さんは苦手な音があるようです。幼い頃はどの音が苦手か親御さんもわかりませんので対策が必要となります。
発達障害のあるお子さんは幼児教室に通うこともあるかと思います。通常コースの場合と支援コースの場合があると思いますが、幼児教室ではよくCDを流します。
そのCDの音が大きすぎて耳をふさいでしまう子どももいます。また、リズムの練習のためカスタネットなどの小さな楽器を使うこともあります。
もし、お子さんが嫌がるようでしたら音を小さくしてもらうなどの対処が必要となりますので、お教室の先生に相談したほうがよいでしょう。
また、楽器に興味を持ち音楽教室に通うお子さんもいます。そのような場合も、苦手な音色の楽器ではなく好きな音色の楽器を選ぶとよいでしょう。
教室の環境も大切ですので、防音設備もふくめ見学をした方がよいです。
触覚過敏の注意した方がよい習い事
触覚過敏のあるお子さんの場合、問題となるのがユニフォームです。
ユニフォームがはじめからある場合はよいのですが、ある程度練習をしてから購入する、試合に出場するときに購入する場合には注意が必要です。
何年も一生懸命練習をし、いざ試合に出場できるとなったとき素材があわずユニフォームが着られないとあっては親御さんもお子さんも悲しい思いをします。
また、剣道などの和装も注意が必要です。胴着はいくつか素材が選べますが、袴はあまり種類がありません。
また、袴の紐が長いこともあり、お子さんが軽いパニックになることもあります。
着付けも感覚過敏のため「緩すぎる」「きつすぎる」とすこし苦労をします。
特に剣道の場合は面やタレ、胴も紐を結ばなければならないので、感覚過敏のため「緩い」「きつい」と調節が大変なことがあります。
触覚過敏は大変ではありますが、時間はかかっても好きな習い事のためなら徐々に慣れてきますので、「大変だから辞めなさい。」ということがないよう、気長に付き合ってください。
1,2年大変かもしれませんが、徐々に子供自身が心地よい締め具合をみつけていきます。
剣道では「声も技のうち」といわれ大きな声が求められます。大きな声や踏み込みの音も大きいですので聴覚過敏のあるお子さんは少し注意が必要かもしれません。
また防具の匂いもありますので嗅覚過敏のあるお子さんも注意が必要です。
試合会場では音と匂いに驚くことがあるかもしれませんが、普段の練習で大丈夫なようでしたら徐々に慣れていくはずです。
視覚過敏の注意した方がよい習い事
視覚過敏のあるお子さんの場合、外で練習をする習い事には注意が必要です。
たとえば、野球やテニス、サッカー、ボーイスカウトやガールスカウトなどは外での活動がとても多い習い事です。
光を異常にまぶしがるお子さんの場合は、サングラスや帽子を使用することで練習ができるようになることもあります。
特に野球やサッカー、テニスというスポーツは練習会場がいつも同じですので、練習環境や時間帯を工夫しましょう。
例えば、日中の練習を夕方のクラスに変更するだけでも日差しは弱まりますし、屋外ではなく室内の練習場を選ぶなど工夫することもできます。
感覚過敏のあるお子さんはサングラスやサポーターをはじめ工夫が必要となりますが、試合の際には事前に許可をとる必要がある場合もありますので、その都度確認をとりましょう。
感覚過敏のある子供の習い事
感覚過敏のあるお子さんの習い事は大変なことがいろいろとあります。
例えば、体操では滑り止めのチョークの粉を嫌がり鉄棒から落ちてしまうこともありますし、跳び箱が触れなくて飛べないこともあります。
水泳では水がイヤで顔を水につけられないこともあります。
何の問題もなく続けられる習い事はひとつもないのかもしれません。
ですが、お教室の先生に相談し、さまざまな工夫をしながら続けていくことは可能です。
幼いころから、いろいろと経験させることは発達障害の子供にとってはとても大切なことです。
親御さんは疲れてしまうこともあるかもしれませんが、なるべくお子さんの好きな習い事を長く続けられるよう応援してあげると、後の自信や自己肯定感にもつながります。
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まとめ
感覚過敏のある子が注意した方がよい習い事
聴覚過敏の注意した方がよい習い事
触覚過敏の注意した方がよい習い事
視覚過敏の注意した方がよい習い事
感覚過敏のある子供の習い事