近年、 習い事 として 英語 を習わせるご家庭が増えています。ですが、英語を習わせることはそれほど重要なことなのでしょうか。
軽い気持ちで始めた英語の習い事が後に辞め時がわからなくなる事態になることもあります。
習い事としての英語は重要じゃない4つの理由 ~辞め時がわからない~
英語を習わせることは大切?
前回、我が家ではアメリカンスクールとオンライン英会話を試した結果について書きましたが、実のところ私は英会話はたいして重要な習い事だとは考えていません。
それは、英会話はいつでも始められる習い事だからです。大人になってからでも、年配になってからでも、自分が必要なときに学び始めることができます。
そして、英語は英会話教室に行かなくても話す必要があれば話せるようになる言語だということを知っているからです。
習い事として英語が重要ではないわけ
英語は経験値という点を除けば、人生においてそれほど重要な習い事ではありません。
重要でない理由
- 英会話は何歳からでも始められる
- 小さいうちから習っても使わなければ忘れてしまう
- 辞め時がわからなくなる
- 英語はただのツールにしかすぎない
残念ながら言語というものは使わなければ忘れてしまいます。
海外生活をしていれば、帰国後英語を忘れたとしても、また海外に行けば思い出しますが、それは膨大な時間、英語を使い過ごしていたためです。
日本で暮らしながら英会話教室で英語を学んだ場合、教室を辞めてしまえば英語も忘れてしまいます。ですので、辞めるに辞められなくなります。
これは英語を話せるようになった子供に多くみられる傾向ですが、辞め時がわからなくなります。
始めた頃は軽い気持ちで始めた英会話であっても、学校が6時間授業になり塾や部活動がはじまると習い事を続けることは困難になります。
特に受験生になると英会話に時間を費やすことは最も困難なことになります。そのような状況のなか、英語を続けることは難しいのではないでしょうか。
なぜ英語を習わせるの?
では、なぜ我が家では英語を習わせるのでしょうか。
それは、英語は便利で楽しいツールだということを知ってもらうためです。
苦手意識が付く前に英語は楽しいと学習させてしまえば、中学生になり本格的に英語が始まった段階で精神的な苦痛はなくなります。
英語自体は、それほど難しいものではありません。ですが、日本語以外の言語ということもあり潜在的に難しいと思い込んでいる子供が大半です。
それほど複雑な言語でもないのに、難しいという思い込みから英語を犬猿してしまうのは非常にもったいないことだと思います。
ですので、「英語は楽しいならやればいい」くらいの気持ちが一番です。
例え、幼少期から英語を始めて多少話せるようになったとしても、使わなければ忘れてしまうので、あまり力を入れて習わせる必要があるとは考えていません。
発達障害の子供と英語
どの習い事でも同様ですが、発達障害を抱えるお子さんの場合は経験値が後に重要になります。
英会話は日本語とは全く違うものです。言語も仕草も違いますし、先生方や生徒さんもいろいろな国の人がいます。肌の色が違う人もいるでしょう。
ですので、起きるトラブルも日本で起きるトラブルとは全く違ったものになるかもしれません。
そのような環境のなかで子供たちは多くの物事を吸収し経験していきます。
この経験は、これからの国際社会を生きる発達障害の子供たちにとっては重要な経験となることも考えられます。
また、発達障害のなかでも、お話し好きなタイプのお子さんは、休み時間など積極的に先生に話しかける傾向があります。物怖じしないタイプのお子さんですと英語の覚えも早くなります。
ただし多動なお子さんの場合は、プライベートレッスンにするなど配慮が必要となります。
発達障害の子供の習い事~英語学習の選び方2選~⇦詳しくはコチラ
英語はそれほど重要な習い事ではありませんが、経験値や楽しさを知ってもらうという点で遊び心を交えて習うくらいがほどよいのではないでしょうか。
つづく
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まとめ
習い事としての英語は重要じゃない4つの理由 ~辞め時がわからない~
英語を習わせることは大切?
習い事として英語が重要ではないわけ
なぜ英語を習わせるの?
発達障害の子供と英語