子供 に 発達 障害 だとどのようにカミングアウトしていますか。大人の発達障害とは違い、子供の発達障害は親だけが知っていて子供は知らないことが多いと思います。
子供に発達障害を告知するには、いつ、どのようなタイミングで行うことが望ましいのでしょうか。
子供に発達障害だとカミングアウトする3つのポイント
発達障害の告知のタイミング
発達障害のカミングアウトに必要なものは信頼感⇦詳しくはコチラ
上記原稿では、周囲への発達障害のカミングアウトはトラブルにもなりかねないので、慎重に考えるべきという内容をお伝えいたしました。
では、発達障害の子供、本人へのカミングアウトはどうでしょうか?
おそらくカミングアウトをした方が良いという意見が大多数でしょう。
周囲の発達障害の子供を持つママ達に聞いたところ
- 家のなかに発達障害の本がたくさんあるから、告知する前から子供自身が気が付いていた。
- 発達障害でクリニックに定期的に通っているから、なんとなく気が付いていた。
という話もありました。
身体の病気ではないのに定期的に病院へ通い、家のなかに発達障害関係の本が何冊もあれば、小学生になった頃には「あれ?何かあるぞ。」と、感じ、親へ質問しますよね。
このタイミングも、本人への告知のタイミングとしては良いのかもしれません。
子供自身、多少なりとも疑問に感じていることや心構えをした上での質問ですので、こちらも余裕を持って答えることができるのではないでしょうか。
ただカミングアウトすればいいというものではない!
周囲から発達障害の告知はすべきと言われることも多いとは思いますが、個人的には「子供に理解する力がないとカミングアウトに意味はない」と考えています。
子供へのカミングアウトはその子の年齢に応じた対応が必要です。まだ小さい子に「あなたは発達障害です。」と、言ったところで理解できるはずもありません。
障害の特性よりも、「障害があるんだ。」というネガティブな感情を抱いてしまう可能性もあります。
1人1人発達の速度は違い、理解力も違います。「カミングアウトはした方がいい!」という、周囲の声に流されてはいけません。
お子さんの発達の速度、理解力を見極め、いつ、どのようなことを言うのか、慎重に検討すべきです。
発達障害の子供へのカミングアウトに必要なポイントとは?
子供への発達障害のカミングアウトに必要なポイントとして、
- 理解力
- 必要性
- 特性をカミングアウトするのか、障害をカミングアウトするのか
この3つのポイントは押さえておくと良いように思います。
子供自身が「人と違う」ということを疑問に思うことで「必要性」が生まれます。
そして、子供の今現在の「理解力」を考慮し、わかりやすいよう「特性と対処法」を説明する必要があります。
このとき、「発達障害」という言葉をつかうのか、「感覚過敏」や「コミュニケーション能力」などの特性だけを説明するのかは、そこはお子さんの現在の理解力次第でしょう。
たとえば、小学校低学年の子供に「発達障害」といっても中身までは理解できません。
ですので、「あなたは感覚鈍麻といって、痛いのがわからないから、転んだら教えてね。」と特性だけを教えることもできます。
特性の説明を少しずつ行い、子供自身に理解力がつき、「発達障害」を受け入れる心ができたかなと思う時期まで障害名まで言う必要はないのかもしれません。
おそらく、「発達障害」というものを理解できる年齢になれば、子供の方から質問を受けるはずです。
幼児期に安易にカミングアウトをするのではなく、子供の理解力や必要性を考慮し、年齢に応じた告知法を考えることが、最終的に「発達障害」と告知する上でも、受け入れやすい方法なのかもしれません。
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まとめ
子供に発達障害だとカミングアウトする3つのポイント
発達障害の告知のタイミング
ただカミングアウトすればいいというものではない!
発達障害の子供へのカミングアウトに必要なポイント