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切り替えることが苦手? ~時間通り動けない~

mai

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発達障害の子供は 切り替える ことが苦手です。気持ちを切り替えることが苦手なこともありますが、場面を切り替えることも苦手です。

切り替えることが苦手なため、時間通りに動けない、約束の時間に遅れてしまう、ということが起こります。


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- 目次 -

  • 切り替えることが苦手? ~時間通り動けない~
    • 切り替えが悪いため時間通りに動けない
    • なぜ切り替えがわるいの?
    • なぜ時間通りに動けないの?
    • どうしたら時間通りに行動できる

切り替えることが苦手? ~時間通り動けない~


切り替えが悪いため時間通りに動けない

発達障害の子供を育てていると、そのマイペースさに驚くことがあるかもしれません。

  • なかなか支度をしない
  • 約束に遅れているのに急がない
  • 急ぐように言っても、反応しない
  • 学校を遅刻する
  • 待ち合わせに遅れる

このようなことはよくあります。

「〇〇時に出発するよ。」と、予め声をかけておいても、ギリギリまで支度をはじめません。ようやく支度をはじめても、ゆっくりと支度をし急ぐわけでもありません。

「〇〇時に出発するから30分前から支度をはじめてね。」と、伝えても、やはりゆっくりと支度をはじめ、途中別のことに夢中になり、なかなか時間通りには行動できません。

時間通りに動くことができないと、待ち合わせも難しく、学校すら遅刻しかねません。

お家での生活も、切り替えが悪いため、食事やお風呂が終わらず、就寝時間が遅くなってしまいます。


なぜ切り替えがわるいの?

例えば、定型発達のお子さんの場合、一度約束に遅れてしまったら次からはもう少し早く支度をはじめようと考えるお子さんが多いかと思います。

ですが、発達障害のお子さんの場合は、遅れてしまっても次からはもう少し早く支度をはじめようとは考えません。

おそらく、それは時間の感覚があまり理解できていないことから起きていると考えられます。

本来、発達障害のお子さんは、過集中なこともあり一度集中してしまうと次の行動にうつれないということがあります。

また、注意散漫になっている時ですと、集中して支度ができず途中から探し物をしていることも、遊んでしまっていることもあります。

そして、次に時間の感覚がわかっていないということがあげられます。

例えば、支度に30分かかる場合、その30分の長さもよくわかっていませんし、30分のなかでどう時間を使い支度をするのかということもわかっていません。

ですので、30分前に支度をはじめても、30分のうち20分はお手洗いに行っていて間に合わなくなることもあります。

このように発達障害の子供は時間を数量的に捉えることが難しいという傾向があります。


なぜ時間通りに動けないの?

発達障害の子供は時間を時刻として捉え、数量として捉えることが得意ではありません。

「〇〇時に出発をするよ。」と、言っても、お着替えにどれくらい時間が必要で、食事にどれくらいの時間が必要で、歯磨きやお手洗いにどれくらいの時間が必要なのかがわかりません。

10分と時間を短くしても10分という時間を体感で感じることがなかなか難しい場合もあります。

ですので、10分間という時間を1分くらいに感じてしまうことがあります。

「え?もう、こんな時間??」と、子供自身が驚くように発達障害の子供の感じる1分という時間の長さが、実際の時計では10分だったりするのです。

1時間かかる移動時間を10分で移動できると思い込んでいたりと、発達障害の子供の体感時間は私達定型発達とは異なるようです。

そのため、すぐに準備できるという思い込みからなかなか準備をはじめないことや、ひとつひとつにどれくらいの時間が必要なのかがわからなく、のんびり準備していることが考えられます。

また、物事を順序通りすすめる子供が多いので、時間がないから食事は半分にしよう、時間がないからお手洗いには後で行こう、という臨機応変な行動がとれず、いつも通り食事はすべて食べ、お手洗いもすませないと外出できません。

そのことも、時間通りにお家を出発できず約束の時間に遅れてしまう要因となります。


どうしたら時間通りに行動できる

発達障害のお子さんの場合、時間を数量的にとらえるようになるには時間がかかります。

ですので、時間の感覚がわからない間はなるべく早く支度をすませ、残った時間は自由時間とするなど、お子さんの楽しみな時間を作ると急いで支度ができるようになります。

タイマーをセットし、タイマーが鳴ったらすぐに外出するとはじめから約束をしておけば、タイマーが鳴るのと同時に外出できます。

このときに、遊ぶものを限定してあげると片付けにそれほど時間がかかりません。

例えば、ミニカーなら5台までなら出してよいとすればサッと片付けができ出発することができます。

お家での生活も同様になるべくお風呂や食事を早くすませ、残った時間を遊びの時間としタイマーがなったらお布団に入るとすれば、切り替えがわるく食事もお風呂も終わらず就寝時間が減ってしまうということも減らすことができます。

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続きはコチラ⇩
片頭痛の治し方と原因~春と秋にひどくなる発達障害の片頭痛~①

関連記事はコチラ⇩
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忘れ物が多い発達障害の子供の原因と対処法
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その他には、こんな記事もあります。⇩
軽度発達障害とはなに?
人見知りしないと発達障害だと診断される?
得意なことは好きなこと?好きなことだから得意なこと?

まとめ

切り替えることが苦手? ~時間通り動けない~
切り替えが悪いため時間通りに動けない
なぜ切り替えがわるいの?
なぜ時間通りに動けないの?
どうしたら時間通りに行動できる

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Filed Under: 育児の工夫, 日常生活の工夫 Tagged With: 切り替える

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プロフィール


管理人:MAI

両親・兄弟とも多動でショートスリーパー。超アクティブな家族のなか、唯一の凡人として育つ。

大学は心理学専攻。卒業後は、教育関係の職を経て心理学関係の仕事へ。息子がうまれてからはパソコン関係の仕事へと転職。

ここでは発達障害についての持論をまとめています。
※あくまで持論です!

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