発達障害の子供は 切り替える ことが苦手だと言われています。保育園や学校が終わった後も遊ぶ、勉強する、食事、お風呂、就寝とやることはたくさんありますが、発達障害の子供はうまく切り替えることができず、次の作業へなかなか取り掛かることができません。
発達障害の子供は切り替えることが苦手?
上手に切り替える方法
- 時計やタイマーを使う
- 頻繁な声掛け
- 「次は~しようか?」という、次の行動の指示
- 「後、何回やったら終わりね。」という約束
- タイムスケジュールを書く
上記の方法は常套手段です。
我が家のアスペルガー+ADHDの息子・ハルも上記の方法を用いました。
ですが、小学生になると、タイマーがなる前に勝手に時間を延長、もしくはタイマーや時計の仕組みが気になり分解する。頻繁な声かけや次の行動を支持しても、「ちょっと待って~。」と返ってくるなど、なかなかうまくいかなくなりました。
タイムスケジュールはスケジュールを組むのに時間がかかってしまい、これもなかなかうまくいかず、スケジュールが完成したとしても、その通りに動けないとハルが落ち込んでしまい、時間がただ過ぎていく状態でした。
ハル(8歳)は切り替えが本当に苦手のようです。この状態に毎日モヤモヤしてしまい、ハルの学校が終わるのが憂鬱になってしまいました。
これでは、「楽しい育児が楽しくなくなってしまう!!」、そう思い、時間ではなく場所を変えることにしました。
場所を変えれば、切り替わることがある?
ハルは平日は療育の一環としてスポーツ系の習い事をしています。そして、土曜日は塾に通っています。ですので、放課後はスポーツ系の習い事+塾の自習室を利用することにしました。
家だと、なかなか取り掛かれない勉強も、自習室だと容易に取り掛かれるようです。
家のようにいろいろなものが目につかず、周りも勉強しているという雰囲気も学習の取り掛かりをよくする鍵なのかもしれません。
一旦取り掛かってしまえば、あとは過集中ですので問題なく学習は進みます。
自宅では数時間、「ちょっと待って、今やる~。」で揉めますが、あの毎日の数時間の押し問答は何だったのだろう?と思うくらい、スムーズに取り掛かれます・・・。
親として、今までの苦労を考えれば腑に落ちない気持ちもありますが、場所を変えることでハルが容易に取り掛かれるようになったということは、ハルも楽になったということだと考えるようにしています。
実際、自習室で学校や塾の宿題、家庭用ドリルを終わらせてくるので、自宅では確認としてポイントを復習する程度ですみ、残りの時間はお風呂や食事に使うようにしています。
数時間押し問答をする時間がなくなった分、読書や遊びの時間も1時間程度作れるようになったことは嬉しい点でもあります。
場所を変える上での問題点
個人的にはハルが誤学習していないか確認するためにも学習は自宅で行ってほしいのですが、やはり部屋数がないので限界があるのかもしれません。
集中できるように視界にいろいろなモノが入らないようにはしていますが、8歳にもなると自分で棚のなかも箱のなかも探すようになり集中するには難しいものがありました。
かと言って、このまま塾へ通うとも限りません。塾へ行かなくなれば自習室は使えなくなるわけですから、その時にはまた対処を考えなければなりません。
その頃にはハルも成長し、今とは違ったものに興味を示し、なかなか取り掛かることができなくなるのだと思います。
8歳のハルを見て、この先の発達を予測するには難しいものがありますので、今はただスムーズに学習に取り掛かれる習慣が付けば良しと考えなければいけませんね。
そして、わからない箇所や間違えた箇所を質問できるようになれば◎なのだと思います。
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まとめ
発達障害の子供は切り替えることが苦手?
上手に切り替える方法
場所を変えれば、切り替わることがある?
場所を変える上での問題点