もしお子さんが 発達 障害 と 診断 を受けたらどうしますか。すごくショックを受ける親御さんもいれば、やっぱりと思う親御さん、そんなはずはないと思う親御さんもいるかと思います。
では、子供の発達障害の診断をどのように受け入れればよいのでしょうか。
発達障害と診断されたら受け入れられる?
発達障害の診断がなぜショックなのか
お子さんが発達障害と診断を受けるとショックを感じる親御さんも信じられないという気持ちになる親御さんも多くいます。
では、なぜ発達障害という診断にショックを受けるのでしょうか。
おそらくそれは「障害」という言葉が含まれているからではないでしょうか。
ですが、発達障害とは脳の機能や中枢神経、脳内物質の分泌量の問題であり、決して障害ではありません。
いわば、私たち定型発達の人間とは脳の使い方や考え方、感じ方が違うだけなのです。
音の聞こえ方や光の感じ方、味覚や感触、言葉の受け取り方が定型発達の人間とは異なるというだけで、生命を脅かすものではありません。
極論を言ってしまえば、もし発達障害の人々が人口の半数以上を占めれば、発達障害が定型発達になり、定型発達が発達障害にも成り得るということです。
もし、そのようなことが起きれば、私たち定型発達の人間は、発達障害の人々の考え方を基準(常識)とし生きていくことになります。
このように考えると発達障害とはタイプの違う人間というだけであり、決して人よりも劣っているという意味ではないことがわかります。
万能な人間はいない
お子さんが発達障害と診断を受けショックを受けている親御さんもいると思いますが、本来人は万能ではありません。
定型発達の場合、物事が平均的にできると言われていますが、それでも得手不得手があります。
勉強が得意な子もいれば、運動が得意な子もいます。勉強と運動が両方得意な子もいれば、両方苦手な子もいます。
勉強や運動が苦手でも話し上手な子もいますし、細やかな気遣いができる子もいます。
ですので、人はもとより完ぺきではなく得手不得手のように凸凹があるものなのです。
発達障害とは、その凸凹の範囲が広すぎる、もしくは年齢と比較して年齢相応のことができないことが問題視されることがあります。
また、個々を見た場合にはそれほど大きな問題はありませんが、学校のような集団組織に属すると集団の輪を乱してしまうこともあります。
日本は他国よりも集団行動が求められる国ですので、この点では問題視されがちです。
ですが、現在では小さい頃から療育や習い事をしているお子さんも多くいますので、集団行動が取れる発達障害のお子さんもおおくいます。
発達障害の子供を育てるとは
お子さんに発達障害という診断が例えついたとしても、お子さん自身がなにか変わるわけではありません。昨日までのお子さんも、診断がついてからのお子さんも同じお子さんです。
ですので、「どう育てよう?」、「これからどうしよう?」と悲観する必要はありません。
いつも通り、お子さんに合った育児を実践すればよいだけです。
発達障害のお子さんを育てる場合は、丁寧な育児や細やかな心のケアが必要となります。ですので、そのぶんお子さんと関わる時間も多くなります。
人生のなかでお子さんと関わることのできる時間はそれほど長くはありませんので、この間にじっくりとお子さんと関わり育児を楽しむこともできます。
負担に感じることもあるとは思いますが、可能ならばデイサービスやヘルパー支援などを活用しストレスを溜めないようにお子さんと関わることが大切です。
発達障害の有無に関わらず育児はマラソンのようなものです。年齢に応じて問題も変化してゆきます。
途中で疲れてしまうことのないように、ゆとりを持って育児に取り組みましょう。
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まとめ
発達障害と診断されたら受け入れられる?
発達障害の診断がなぜショックなのか
万能な人間はいない
発達障害の子供を育てるとは