我が家の息子・ハルには 発達障害 (アスペルガー&ADHDの混合)があります。今では、あまり 問題行動 は見受けられませんが、ちいさい頃は問題行動がいくつかありました。
発達障害ならではの問題行動の対処法を我が家流にお伝えいたします。
発達障害の問題行動とその対処法
ちいさい問題行動への対応
発達障害のある子どもの問題行動とは?~社会の目~ ⇦詳しくはコチラ
では、日本での育児の難しさをご紹介いたしました。
今回は、我が家で実際にどのように発達障害の問題行動に対応したのか、例を交えご紹介いたします。
実は、我が家ではちいさな問題行動はあまり注意しませんでした。
もちろん、人の迷惑になるようなことはしっかりと理由を説明して注意をしましたが、人の迷惑にならないような問題行動は、あえて注意はせず、別の行動に気を向けさせました。
問題行動を指摘したことも一時はありますが、指摘すると気になるのか執拗にやるのです。それならば、言わないでおこうと思い、あえて別のことに気を向かせるようにしました。
小さいころは感覚遊びや常同運動がありました。たとえば、頭を何度も壁にぶつける、クルクル回る、手を噛む、高いところから何度もジャンプする、その他もろもろです。
そのような時は注意をしてやめさせるのではなく、絵本を読み始めました。すると感覚遊びや常同運動をやめ、絵本を聞きにきました。
時間のあるときは、一緒に料理をしたりお菓子作りをすることもありました。
常に一緒に何かをすることにより、感覚遊びや常同運動だけでなく、走りまわる、奇声などの問題行動も減っていきました。
暴力という問題行動
ハルは言語能力がまだ十分に発達していないため、思うようにいかないと、時折私にだけ手が出るという問題行動が起きました。
上手く言葉にできないもどかしさから表れる暴力だとはわかっていたのですが、仕方がないではすまされない行動です。
ですので、なんども論理的に説明をしましたが、やはり治りませんでした。
諦めの境地に達した私は、ハルの手が出る前に、「叩いてハルの気がすむのなら叩けばいいよ。」と、言ってしまいました。すると、ポロポロ涙をこぼし、振り上げた手を下してくれました。
「叩いても、ハルの伝えたいことはママにはわからないよ。言葉で伝えないとママには伝わらないよ。」というと、涙ながらにポツリポツリと言葉で伝えてくれるようになりました。
それ以来、何度か同じことを繰り返しましたが、今では手をだすということはなくなりました。
その分、言葉が発達したということもあるのでしょうが・・・。わけのわからない言葉を言うこともありますが、ひとつずつ丁寧にくみ取り説明をするようにしています。
相手に伝わらないということは、大人でもイライラしてしまいます。
ハルも言いたいことがうまく言葉にできず、「どうしてわかってくれないの?」と怒りの気持ちになっていたのかもしれませんね。
注意する必要のある問題行動とそうではない問題行動
我が家では、
- 他人へ迷惑がかかることは、説明し注意をする
- 怪我につながる行動は声掛けで防止
- 大きな問題行動は、それに合わせた対処法を考える
- 小さな問題行動は、注意せず他のことへ気をむかせる
これらの対応をしてきました。なるべく叱ることをせず、前向きにとらえることのできるよう話しをしてきました。
とはいえ、やはり叱ってしまうこともありますので、そういう時は「怒りすぎました。ごめんなさい。」と言うようにしています。
ハルも「僕も悪かった。ごめんなさい。」と言ってくれるので、たまに嵐が吹き荒れますが基本的には穏やかに過ごすことができているように思います。
小さい問題行動は、成長とともに消失していくように思います。執拗に注意するより、別の手立てを考えた方が賢明なのかもしれません。
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まとめ
発達障害の問題行動とその対処法
ちいさい問題行動への対応
暴力という問題行動
注意する必要のある問題行動とそうではない問題行動