自閉症 や アスペルガー の寿命が40歳未満というデータは、自閉症やアスペルガー、ADHDの人間が家族にいる私たちにとっては驚異的な数値です。
このリスクの高さは家族間の協力だけでは防ぎきれない事態なのかもしれません。
特に2番目に多い死亡理由「自殺」に関しては、外的要因が大きいように考えられます。
自閉症やアスペルガーの寿命が36歳と言われる理由⑤
自閉症やアスペルガーの寿命が40歳未満と言われる理由
自閉症やアスペルガーの寿命が40歳未満と言われる理由には、「溺死」、「自殺」、「心臓病」があげられると研究データでは示されています。
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ですが、「溺死」や「自殺」、「心臓病」以外にも、発達障害の方は事故にあいやすく、病気になりやすく、犯罪に巻き込まれやすい、と考えることもできます。
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上記の事柄から、「自閉症やアスペルガー、ADHDなどの発達障害は短命である」ということは、納得のいく話です。
ですが、私自身、発達障害の子どもを持つ親ですので、「はい、そうですか。仕方がありませんね。」とは、考えることができません。
生きづらさを抱えながら生きていくことは本当に苦しいことなのかもしれません。
それでも、親のエゴかもしれませんが、寿命を全うして欲しいと願ってしまいます。
家族としてできること
おそらく、今このサイトを読んでくださっている皆様は、親としてできることを実践されている方々なのだと思います。
- 療育への参加
- 偏食の対応
- 感覚過敏の対応
- 感覚鈍麻の対応
- 保育園や幼稚園との協力体制
- 学校との協力体制
- 行政支援との協力
- いじめ
- 不登園・不登校
- 2次障害の予防
上記、ほぼすべてのことを経験されたのではないでしょうか。
そして、常に新たに勃発する問題と格闘されているのではないでしょうか。
私達家族は出来得ること、そして少しでも良いと思うことはほぼ全て試していると思います。
ですが、たった一つ想定外として起きる問題は、「家族の目のない外で起きてしまう」ということです。
私達家族が、いくら自己肯定感を高め2次障害を防ごうと10年以上努力をしても、「仲間外れやいじめ」、「先生からの執拗な注意」、このようなことで一気に「自分はダメな子だ」と、いう認識に変わってしまうこともあります。
親として完璧ではないにしろ、出来得る限りのことはやってきたのに、「どうして?」と、悔しくなることも悲しくなることも、怒りで胸がいっぱいになることもあります。
贅沢な望みなのかもしれませんが、でももし、本当の意味での発達障害の理解が進めば、いじめや不登校、2次障害からの自殺というものは防げるのかもしれません。
周囲からのサポート
自閉症やアスペルガー、ADHDの方が寿命を全うするためには周囲からのサポートや理解が必要不可欠です。
これは発達障害に限った話ではありません。どのような疾患があろうと、どのような障害があろうと、周囲からの理解は必要となります。
また、定型発達であろうとイヤな目に合い自己肯定感が下がれば、依存症や神経症、自殺の危険性は生まれてしまいます。
ですから発達障害というよりは、「個」の問題なのかもしれません。
残念なことに日本は世界のなかでも自殺率の高い国です。
10代から40代未満に関しては、「自殺」が最も多い死亡理由だというデータもあります。
その原因として「いじめ」や「引きこもり」があげられています。
現代社会は、発達障害の方だけではなく、定型発達の方にとっても生きづらい社会なのではないでしょうか。
私達親は、定型発達・発達障害に関わらず、すべての子ども達が多少なりとも生きやすい、と感じる社会を作らなければならないのではないでしょうか。
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まとめ
自閉症やアスペルガーの寿命が36歳と言われる理由⑤
自閉症やアスペルガーの寿命が40歳未満と言われる理由
家族としてできること
周囲からのサポート