子供 が わがまま だと、たいていは親の責任として捉えられます。「わがまま」と言われれば、親はさらに厳しく子育てをすることになります。そして、さらなる子供からの反発をかうことになります。まさに負のループです。
ですが、子供がわがままを言うのは、社会が忙しすぎることもひとつの要因なのではないでしょうか。
子供がわがままなのは親のせい?
子供がわがままなのはあたり前
本来、子供とはわがままを言い、どこまで大人が自分を受け入れてくれるのか試す生き物です。
それは、どこまでが許容範囲内なのか知るための行動でもありますが、同時に自分が親に受け入れられているのかを、知るための行動でもあります。
親から受け入れられているとわかることで、健全な心の発達を遂げるものです。
ですので、子供が大人にわがままを言うことは発達の上では当然の過程ということができます。
もちろん、親はすべてのわがままを聞くわけではありません。ですが、まったく話しを聞かないというのは考えものです。
言うことを聞くのではなく、「どうして?」と理由を聞くことが大切です。
そのなかで、納得できる理由ならば子供の言うことを聞いてもいいでしょうし、納得できない事であれば、説明をした上で断らなければなりません。
子供がわがままを言う状況とは
- 子供がわがままを言う
- 子供が扱いにくい
と感じることがある、それはどのような状況の時に起こりますか?
よく考えてみると、子供がわがままをいう時は親が忙しく子供の話を聞けない、子供と過ごす時間がない、そういう時ではありませんか。
忙しい時に限って子供がわがままを言う
思い当たる節はありませんか?
親は精一杯子供のことを見ていますが、子供は親がちゃんと自分を見ていないということに気が付いているのかもしれません。
一緒に出掛ける時間や遊びに行く時間は作れなくても、一日10分でも子供の話を、目をみて聞いてあげられると、子供は安心するかもしれません。
まだ、ちいさいお子さんなら一緒にお風呂に入りながら話しをすることもできます。
10分という時間もとれない時には、子供に微笑みかけてあげるだけでも違うかもしれません。
- 忙しくても親はちゃんと自分を見てる
- 何かあればいつでも守ってくれる
そう、安堵させてあげることが一番大切なのではないでしょうか。
ママが忙しすぎる
私自身、常日頃思うことなのですが、家事、育児、仕事、学校行事、町内行事、子供の病院や習い事と、と忙しすぎます。
その中で、まだ学校の宿題の答え合わせや塾の勉強のファローと、忙殺されます。
多くのママさんも私同様忙しすぎて、子供との時間を充分に取れないことに罪悪感を抱いています。
子供と過ごす時間が多少取れても、注意や小言になってしまい、どうしても躾中心になってしまいます。
今は核家族のお家がほとんどです。おじちゃん、おばあちゃんが子供をみていてくれるわけでも、近所のひとがみてくれるわけでも、上の子が下の子の面倒をみる時代でもありません。
一人っ子も多く、たとえ上の子供がいたとしても、塾や部活と忙しく過ごしています。
このような社会のなか、ママひとりの体では24時間あっても足りません。
- 最近の子供はわがままだ
- 最近の子供はちゃんと躾をされていない
- 最近の子供はゲーム依存症だ
このような言葉を聞くこともあります。
ですが女性の役割が多すぎて、子供と向き合う時間が充分にとれないような社会では仕方のないことのようにも思います。
真面目に子育てをすればするほど、
- お母さんが頑張らないと
- お母さんがしっかりしないと
と、さらに追い打ちをかけられ疲れてしまうこともしばしばです。
現代の子育て法にはムリがあると、実感することもあるのではないでしょうか。
子供達も忙しすぎる
現代社会では大人だけでなく子供達も忙しすぎます。
学校では、子供達が一定レベルに到達していることが求められます。苦手なことがあれば、「お家でフォローしてください。」と、言われます。
ですので、時間のない親としては、塾に入れる、英会話に入れる、水泳教室に行かせる、など子供達が学校で困らない程度に習い事をさせます。
子供達は学校が終わってから塾や習い事と大忙しです。部活動が始まれば、さらに忙しくなります。なかには、平日は学童で過ごす子供も多くいます。
学年が上がるにつれ子供達も忙しくなり、家族全員で夕食を食べることも難しくなります。
親としては、子供と話す時間を確保するよりも、少しでもたくさん寝かせてあげたいという気持ちが強くなります。
このようにして学年があがるにつれ、増々親子の会話が減っていくのではないでしょうか。
忙しい社会のなかで育つということ
忙しすぎる社会の中で育った子供は、いったいどのような大人になるのでしょうか?
ひとつだけわかることは、親が悪いわけでも子供が悪いわけでもないということです。
現代社会の風潮に従った結果がこれだった、ということです。
実際、現在の子育て世代ではママも仕事をしないと生活できない核家族世帯も多くあります。さらに、シングルペアレントも増え、養育費の支払いも2割を切る状況です。
このような状況では、毎日のスケジュールを慌ただしくこなすだけで精一杯なのではないでしょうか。
子供がわがままなのは、本当に親だけの責任なのでしょうか?
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まとめ
子供がわがままなのは親のせい?
子供がわがままなのはあたり前
子供がわがままを言う状況とは
ママが忙しすぎる
子供達も忙しすぎる
忙しい社会のなかで育つということ