発達障害の子供の 集中 力 が ない のは主に興味がないことが原因のように感じられます。
では、興味がないことをいかに集中してやらせるのでしょうか。それには大人の助けが必要となります。
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集中力のない発達障害の子供の3つの原因
ここまでやっても集中力がない
発達障害の子供の集中力を高める3つの方法⇦詳しくはコチラ
上記原稿で、おすすめした部屋の整理整頓(余計なものを視界に入らないようにする)、細かな声掛け、声をだして集中力アップ、これらを試みても効果がない。
発達障害の子供は切り替えることが苦手?⇦詳しくはコチラ
また、上記原稿でお伝えした、タイマーやタイムスケジュールでも効果がない。
このような場合は、場所を変えることをおすすめしました。
例えば、図書館や塾の自習室など、やらざるを得ない環境に移動するという手段です。
ですが、この方法は近くに図書館がない、塾に通っていない、もしくは塾に自習室がない、学校に自習室がないという環境では、実践することは困難です。
また、物でつる親御さんの声も最近はよく耳にするようになりましたが、おこづかいや物でつるという手段は習慣化しやすいので、あまりおすすめできません。
こちらがどれだけ手段を考えてもうまくいかない場合、どうしてこんなに集中力がないのかと親の方が暗く沈んだ気持ちになってしまうこともあります。
集中力がない原因
こちらがどれだけ工夫をしても、集中力がないのは
- 興味がない
- 時間を数量的に捉えていない
- 優先順位がわかならい
これらが原因だとしか言いようがありません。
興味がないから集中力がない
もともと興味がないから、別の物に目が行ってしまったり、ボーとすることがあります。
これは、そのもの自体に興味がないこともありますが、部分的に興味がないこともあります。
例えば、勉強は好きだから先取りはできるけど、復習は興味がないから全く終わらないなどです。
この場合、親としては勉強は好きなのにどうして終わらないのと疑問に思います。
子供からすれば、新しいことを知るのは好きだけど、もう知っていることをなぜ復習しないといけないのかわからない、興味が持てない、知っていることだから退屈という発想になります。
運動でも練習に行くのは好きだけど、家で自主練するのは興味がないなど、部分的に興味がないこともあります。
そのもの自体が嫌いで集中できないのなら仕方がないとも思えますが、勉強は好きだけど復習は集中できない、練習は好きだけど、自主練は集中できないとなると、親としては「そういうわけにはいかないでしょ!」と、叱りたい気持ちになります。
時間を数量として捉えられないから集中力がない
発達障害の子供のなかには時間を数量として捉えられない子供たちがいます。時間はあくまで時刻であり、数量ではないのです。
この場合、「あと30分」「あと1時間」と言っても、30分がどれくらいの長さなのか、1時間がどれくらいの長さなのかわからないのです。
「あと30分しかないから急がないと」と急ぐことができません。
口では「え~、あと30分しかないの?」と、言うかもしれませんが、実際にはその長さを理解していません。
場合によっては、10分でできないような量の宿題でも「10分でできる。」と、言い張ったり、10分で行けない距離を「10分で行ける。」と言い張ることもあります。
時間を数量的に捉えることができないと、何をどれくらいの速さで進めたらよいのか、いつ始めたら(出発したら)よいのかということがわかりません。
そのため、時間を守れず遅刻することも多いのですが、学習でものんびりしすぎてしまいなかなか始められない、集中できないということが起こります。
優先順位がわからないから集中力がない
発達障害の子供のなかには優先順位がわからない子供もいます。何から手を付けたらよいのかわからずボーとしていることもあります。
「何やればいいの?」「次は何をやるの?」と、聞かれることもあるかと思います。
また、なかには明日は算数のテストだというのに、算数の勉強はせず漢字を練習をしているなど、物事の優先順位をまったく考えられない子もいます。
では、このようになかなか集中できない子供たちは、どうすれば集中できるようになるのでしょうか。
次回は、集中力がない子の対策方法をお伝えいたします。
続きはコチラ⇩
集中力のない発達障害の子供の3つの対策法
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まとめ
集中力のない発達障害の子供の3つの原因
ここまでやっても集中力がない
集中力がない原因
興味がないから集中力がない
時間を数量として捉えられないから集中力がない
優先順位がわからないから集中力がない