アスペルガーのなかでも「孤立型」と呼ばれるタイプにはお 友達 ができるのでしょうか。
「孤立型」は他人に関心がないと思われがちですが、実はそうでもありません。
今回は、アスペルガーの「孤立型」と呼ばれる子供のお友達の 作り方 をご紹介いたします。
アスペルガーの子供の友達の作り方~孤立型~
孤立型の友達の作り方
アスペルガーのなかでも「孤立型」の子供は、集団に長時間属することが得意ではありません。
その原因としては、感覚過敏や感覚鈍麻が影響していると考えられています。
集団のなかでの匂いや音、さまざまな五感を刺激するものに疲れてしまうようです。
「孤立型」のアスペルガーは、ひとりでいることを好む傾向にあるように考えられていますが、実はそうでもありません。
話しを聞いていないように見えても、しっかり周囲の話しを聞いていることもあります。
ですので、「え?聞いていたの?」と、言うようなことがおこります。
アスペルガー全体に言えることですが、聞いていないようで聞いています。
また、「孤立型」の子供の場合、集団での時間も自分一人の時間も両方の時間を大切にすることができます。
集団のなかで遊び、少しつかれたらひとりで遊びホッとする時間を持つようです。
ですので、常に集団の輪のなかにいるわけでもありませんし、常にひとりで遊んでいるわけでもありません。
自分のペースで集団の輪に入りみんなで遊ぶこともあれば、ひとりで自分の落ち着く遊びをしていることもあるということです。
また、「孤立型」の場合、集中してひとり遊びをしていると、お友達に話しかけられても気が付かないということが起こります。
無視をされたと勘違いするお友達もいますので、話しかけるときは肩をトントンしてもらうなど、予めルールを決めておいた方がよいかもしれません。
小学生の頃は集団の輪に出たり入ったりすることは、定型発達のお子さんでもよくあることですので、それほど目立つことはありません。
周囲もそういうキャラクターなのだと認知し、集団の輪から出て行っても「そのうち、戻ってくるでしょ。」と、いう感じに戻りを待ってくれるようにもなりますし、戻ってきたときには自然と仲間に入れてくれるようにもなります。
「孤立型」のアスペルガーは、ひとりでいることが好きということではなく、ひとりの時間も楽しめるということです。
また、ひとりの時間を持つということは、外からの刺激を遮断し自分自身を落ち着かせるための時間でもありますので、無理に集団の輪に戻す必要はありません。
「すこし充電が必要な時間」くらいに捉えるとよいかもしれません。
孤立型の注意点
「孤立型」のアスペルガーの場合、ひとりで遊んでいることや、周囲を観察している時間がながいということがあげられます。
また、1対1で大人との会話を楽しむ子供もいます。
そのことに違和感を感じ、集団の輪に入るように促す方もいます。
このとき、促す程度なら良いのですが、何度も集団の輪に入るように無理強いをしたり、強制をするようなことはよくありません。
アスペルガーの場合は、イヤなことをイヤと断れない特性があります。また、感覚過敏や感覚鈍麻もあります。
ですので、心を安定させるためにひとりで過ごす時間が必要なときもあるのです。
無理強いをすることで、フラッシュバックを招いてしまうこともありますので、あくまで本人のペースに合わせることが大切です。
また、アスペルガーの子供には何らかの特技があります。その特技を生かし、「孤立型」の子供の周りに自然と子供が集まるような状況を大人が作ることも可能です。
「受け身型」や「孤立型」は自ら輪に入ることは苦手ですが、他の子供が輪に入ってくることにはそれほど抵抗を感じていません。
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まとめ
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孤立型の友達の作り方
孤立型の注意点