ADHD の子供は人懐っこいこともあり小学校での友達に作りにはあまり苦労しません。
ですが、ADHDの特性として沸点の低さや、人の話しを聞かない、という傾向から友達とのトラブルが多いようです。
今回は、ADHDの子供の友達の 作り方 についてご紹介いたします。
ADHDの子供の友達の作り方
ADHDと小学校生活
ADHDの子供は、とても人懐っこく、誰とでも臆することなく話すことができます。
特に男の子の場合は全体的に幼いこともあり、小学校に入学しても習い事をはじめても、周囲によく話しかけるのですぐにお友達がたくさんできます。
女の子の場合は、低学年であっても落ち着いている子供が多いこともあり、上手くグループに入れないこともあるようです。
同じADHDであっても、「多動型」や「衝動型」は比較的お友達を作りやすい傾向にあり、「不注意型」は、少しお友達作りに苦労する傾向があります。
ですが、「不注意型」であっても、「天然」「不思議ちゃん」というキャラクターでクラスに溶け込むこともあります。
また、男の子の場合はしっかり者の女の子がお世話を焼いてくれることもあり、男女問わずお友達ができます。
わかりやすい例ですと、「のび太君」と「しずかちゃん」のような関係です。
ADHDや自閉症スペクトラムの子供には、どこか放っておけない雰囲気があるのかもしれません。
ADHDのお友達トラブル
自閉症やアスペルガーの子供より、お友達をたくさん作りやすいADHDではありますが、同時にお友達とのトラブルも多いようです。
ADHDの特性
- 沸点が低い(すぐに怒る)
- 物忘れが激しい
- 考えずに喋ってしまう(暴言)
- 一方的に話してしまう
- 自分の要求を通そうとする
- 順番が守れない
- 約束が守れない
これらの特性は、子供同士ではトラブルに発展しやすい特性でもあります。
例えば、物忘れが激しいことから「言った」「言っていない」のトラブルが起きることもあります。
「一方的に喋ってしまう」「自分の要求を無理にでも通そうとする」こともあります。
このとき、お友達とトラブルになりますが、ADHDの子供は怒りやすい上に、あまり考えずに言葉を口にだしてしまうことがありますので、ついお友達に酷いことを言ってしまい、さらにトラブルが拡大する、ということが起きます。
これは相手が子供の場合に限らず、注意をした大人にも逆レをして悪態をつく、といった行動にも同じ特性を見ることができます。
また、ADHDの子供は自分のペースで話しをしたいという欲求がありますので、話しの途中に質問をされることを嫌う子供もいます。
ADHDの子供は、普段は明るく人懐っこいのですが、人からからかわれたり、自分の要求が通らなかったり、嫌なことが起きた後には、とても不機嫌になり沸点が低くなりがちです(怒りやすくなります)。
ADHDのお友達関係
ADHDの「多動型」「衝動型」はお友達はたくさんできますが、同時にお友達とのトラブルも増えがちです。
それならば、お友達はできないのでないかと思いますが、実は生涯に渡り付き合っていけるお友達を作るのも幼少期なのです。
小学校や中学校でできたお友達は、ADHDの特性をひとつの個性と捉え、理解し、大人になっても付き合っていくことができます。
ADHDは気難しく、わがままだと思われがちですが、それとは裏腹に素直でどこか憎めないところがADHDのチャームポイントでもあります。
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まとめ
ADHDの子供の友達の作り方
ADHDと小学校生活
ADHDのお友達トラブル
ADHDの友達関係