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親が感じるストレスは子供が発達障害だからなのでしょうか②?

mai

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発達障害 の子供を育てる 親 にとって ストレス となる要因は子育てがしづらい社会ということも影響しています。

特に支援の網の目からすり抜けてしまう高機能自閉症やアスペルガー症候群、ADHDの子供の場合、支援が手薄なためすべての負担が親にかかってしまうという問題が起こります。

さらに、発達障害の子供を持つ親に対しての支援やケアはありませんので、ひとりで思い詰めてしまうこともあります。


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- 目次 -

  • 親が感じるストレスは子供が発達障害だからなのでしょうか②?
    • 子育てをしづらい社会
    • 支援からすり抜けてしまう親子

親が感じるストレスは子供が発達障害だからなのでしょうか②?


子育てをしづらい社会

1日は24時間、体は1つしかない状況のなかで許容量以上の役割を担っている女性ですが、さらに子育てがしにくい世の中ということもあり、ストレスは増すばかりです。

例えば、集合住宅の場合は子供の泣き声や足音に気を使わなければなりません。

子供が泣いたり、癇癪を起せば虐待と間違われないか心配せねばなりませんし、子供をお留守番させれば放置していると言われないか不安になります。

その他にも、地域によっては子供が犯罪に巻き込まれないかという不安を抱く親御さんもいます。

子供を連れて外出すれば、「騒がしい。躾ができていない。」と言われ、緊急用にタブレットやスマホを渡せば「最近の親はゲームばかりさせている。」と言われ、もうどうして良いかわからなくなるママさん達も多く存在します。

特に子供が発達障害を抱えていると癇癪やこだわりは日常茶飯事ですので、世間からは「ダメな親」という認識をされるのか、白い目で見られ嫌味を言われることもしばしば体験します。

時間のなさが心の余裕をなくし、世間の批判に追い詰められ、精神的に参ってしまう親御さんもいると思います。

家の中でも外でも常に気を張り詰めている状態ですので、何かの拍子に気が緩めば、そのまま一気に何もやる気がなくなってしまうことも考えられます。

生真面目な親御さんほど、頑張りすぎてうつ状態になりやすいので心配です。


支援からすり抜けてしまう親子

昨今、発達障害に対する支援は幅を広げています。

ですが、知的な問題を伴わない場合には受けられる支援に限りがあります。

例えば、移動支援などもなかなか申請が通らないという自治体も存在します。

知的な問題がなくても、衝動性や不注意の傾向が強い子供の場合は移動支援がある方が安全ではありますが、申請が通らなければ親御さんがすべての送迎を行うことになります。

なかには、デイサービスのように申請が通りやすい支援もありますが、アスペルガーやADHDのお子さんの場合、デイサービスを利用しないことを選択するご家庭もあります。

デイサービスを利用した方が親御さんの精神衛生にとっては良いことだと思われる方もいらっしゃるとは思いますが、アスペルガーや高機能自閉症、自閉症、ADHDは特性が異なります。

異なる特性を持つのに、同じサービスを利用することには限界があるのです。

特に発達障害の場合には知能指数に大きなひらきがあります。

知的な問題を抱えている子供もいれば、知的な問題のない子もいます。なかには知能指数が120や130を超える子供もいます。

これだけ知能指数に幅のある子供達がひとつの部屋のなかで関わり合うことはとても難しいことですし、おそらく支援する側にも難しいことになります。

ですので、発達障害だからとみんながみんなデイサービスを利用できるわけではありません。

もちろん、サービス的には利用できますが、デイサービスの利用が現実的ではないご家庭も多く存在するのです。

その場合、アスペルガーや高機能自閉症、ADHDなど療育手帳を持たない子供達の支援は手薄になりがちです。

住んでいる市町村の財政にもよりますが、受けられるサービス自体があまりないことも考えられます。

発達障害を持つ子供の親に対する支援自体もありませんので、親子共々大変な思いをすることになります。

核家族が進むなか頼れる存在もなく、特にひとり親の場合には頼れる人がひとりもいないという状況に陥りがちです。

発達障害に対する支援がすすむなか、「すこし手助けが必要な子供達」に対する支援があまりなく、その負担がすべて親にかかってきてしまっている、ということもまた問題なのではないでしょうか。

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続きはコチラ⇩
育児に疲れたって思うこともある!~ママは頑張っている~

発達障害に関してはコチラ⇩
発達障害の子供を連れて引っ越しをするときの注意点
発達障害の子供よりも大変!
切り替えることが苦手? ~時間通り動けない~
子供の発達障害 ~通学路の練習と注意点~

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恋愛においてアスペルガーがモテる7つの理由
ADHDやアスペルガーの恋愛 男女用~勘違いなの?~
体調不良も自閉症や発達障害の特徴のひとつ
発達障害の小学校生活で気を付けるべきこと3選
自己肯定感の低い子どもに有効な5つの方法

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まとめ

親が感じるストレスは子供が発達障害だからなのでしょうか②?
子育てをしづらい社会
支援からすり抜けてしまう親子

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Filed Under: 育児の工夫, 日常生活の工夫 Tagged With: ストレス, 発達障害, 親

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管理人:MAI

両親・兄弟とも多動でショートスリーパー。超アクティブな家族のなか、唯一の凡人として育つ。

大学は心理学専攻。卒業後は、教育関係の職を経て心理学関係の仕事へ。息子がうまれてからはパソコン関係の仕事へと転職。

ここでは発達障害についての持論をまとめています。
※あくまで持論です!

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