発達障害 のお子さんが 小学校 に入学するとき、もしくは進級などにより文房具を買い足さなければならないとき、どれにしようか迷うことがあります。
特に手遊びがまだあるお子さんですと、授業ではなく文房具に気をとられてしまい小学校の授業に集中できないこともありますので、なるべくシンプルな文房具にすることをおススメします。
- 目次 -
小学校 発達障害の子供の文房具選び①~他人の鉛筆は噛まないで~
小学校で必要となる文房具
小学校で一般的に必要となる文房具は以下の通りです。
- ノート
- 鉛筆
- 消しゴム
- 定規
- 赤鉛筆(赤ペン)
- お名前ペン
- 筆箱
- 下敷き
- のり
- ハサミ
- セロハンテープ
- クレヨン
- クーピー
学年が上がると以下の文房具も必要になる場合もあります。
- 色鉛筆
- 絵の具
- 分度器
- 三角定規
- コンパス
- ステイプラー
- 蛍光ペン
小学校によってはおりがみやお絵かき帳が必要になるなど、各学校によって多少の違いはありますが、一般的なものは上記の文房具でしょう。
どのような文房具を選べばいいの?
最近は、どこの小学校でも華美ではないものと記載がありますが、発達障害の子供にとっても華美ではない文房具を選ぶと良いです。
えんぴつの削り方と注意点(他人の鉛筆は噛まない)
発達障害のお子さんは筆圧が弱いお子さんもいれば、筆圧が強すぎるお子さんもいます。
ですので、あまり上手く鉛筆が使えないのなら、三角鉛筆などから使いはじめると良いかもしれません。
鉛筆は上手に使えるが筆圧がわからないお子さんの場合には、2B~HBの間で使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
鉛筆の柄もなるべく無地を選ぶと鉛筆で遊ぶことが減ります。
柄のある鉛筆ですと模様が気になり、何が書いてあるのか眺めてしまうこともあります。
シャーペンですといろいろと気になり、授業中分解してしまうこともありますのでおススメしません。
シャーペンの芯もまた、上手く芯が出せなくケースがばらまいてしまったり、芯自体で遊んでしまうこともありますのでおススメしません。
無地の鉛筆は誰のかわかりづらくなることもありますので、しっかりと名前を書きキャップをしましょう。
キャップもなるべく無地のものを選び、しっかりと名前を書きましょう。
無地の鉛筆だから手遊びをしないと思われるかもしれませんが、無地の鉛筆でも「鉛筆をいつまで削れば良いかわからない」ということが起き、異常に鉛筆が短くなってしまうこともあります。
お道具箱のなかが、鉛筆の削りかすだらけになってしまうこともあります。
手動の鉛筆削りの場合なら「5回まわしたら終わりにしようね。」「削りかすはゴミ箱にすててね。」など、予め鉛筆を回す回数や捨てる場所を説明しておくと子供達も困りません。
そこまでしても、まだ鉛筆を噛んでしまう、折ってしまうなど、さまざまな問題がありますが、すべての問題を低学年で解決することは難しいと考えた方がよいです。
他の子の邪魔をせず、大きな問題がないようでしたら学年が上がるとともに治まってくる問題ですので執拗に注意をする必要もありません。
気を付けなければならない点は、他の子の鉛筆を噛んでしまう場合や学校の備品の鉛筆を噛んでしまう場合です。
このときには、自分の持ち物でない鉛筆は噛まないように教えなければなりません。
消しゴムの選び方と注意点
消しゴムも匂いのする消しゴムや練り消し、動物のカタチをしたバラバラにすることのできる消しゴムなどさまざまな消しゴムが売られています。
もちろん、このような消しゴムですとバラバラにして組み立てていたり、練り消しで遊んでいることは定型発達のお子さんであったとしても容易に想像できることです。
ですので、定型発達・発達障害に関わらず消しゴムはシンプルなものを選びましょう。
特に力の加減が難しい発達障害のお子さんですと、大きな消しゴムは消している時に折ってしまうことがあります。
小さい消しゴムですと、どこにおいたのか探せなくなることもあります。
ですので、消しゴムはシンプルなもので小さ過ぎず、薄すぎず、多きすぐないモノを選ぶと使いやすいです。
消しゴムもよく失くしますし、折りますが、年齢とともに管理できるようになります。
定規の選び方と注意点
定規はなるべく透明なモノをおススメします。
定規を通して、下に置かれたノートのマス目が見えないと、上手く線が引けないこどもあります。
ですので、なるべく透明な定規で下に置かれたノートの線が見えると使いやすいです。
定規も長すぎると曲げてしまうこともありますし、折り畳み式ですと留め具の所を壊してしまうこともあります。
ですので、長すぎない定規がおススメです。
低学年のうちでしたら15センチほどあれば良いでしょう。
学校によっては15センチ以上と規定がある場合もあります。その場合も、折り畳み式の定規が扱えるようになるまでは、一般的な定規のほうが扱いやすいかもしれません。
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まとめ
小学校 発達障害の子供の文房具選び①~他人の鉛筆は噛まないで~
小学校で必要となる文房具
どのような文房具を選べばいいの?
えんぴつの削り方と注意点(他人の鉛筆は噛まない)
消しゴムの選び方と注意点
定規の選び方と注意点