忘れ物 が 多い ということは、持っていくことを忘れるだけではありません。持ち帰ることも忘れてしまいます。
上着やはし箱、水筒がどんどん学校にたまり、もう持たせるものが家にはない!!ということもあります。
- 目次 -
忘れ物が多い子は持って帰ってこない?持ち帰る方法とは?
忘れ物が多い子の原因と対策について
忘れ物が多い発達障害の子供の原因と対処法⇦詳しくはコチラ
忘れ物が多い、失くしものが多い子のための3つの対策⇦詳しくはコチラ
上記原稿では、発達障害の子供がなぜ忘れ物をするのか、その原因と対処法をお伝えいたしました。
また、忘れ物のないように準備ができても、持っていくのを忘れてしまう、提出を忘れてしまう、途中でなくしてしまう場合の対策についてもお伝えいたしました。
次の難題は持って帰ってくるということです。
持って帰ってくることの難しさ
忘れ物がないようにしっかりと準備し、朝忘れないように持たせ、途中で紛失しないように工夫をし、なんとか提出までできるようになれば、あと少しです。
次の課題は、学校から家へ持って帰ってくるという作業です。
鉛筆や消しゴムが学校の引き出しのなかにたまる、給食セットや上着がロッカーにたまっている、このようなことはありませんか。
いくら持って帰ってくるように話しても、学校が終わるころには忘れてしまい持って帰ってきません。
忘れ物が多いのではなくて収集癖
発達障害のある子どものなかには収集癖がある子供がいます。アスペルガー症候群に多い傾向ですが、収集癖があると引き出しにいろいろな物を集めてしまいます。
例えば、どんぐりや石、さまざまな種類の折り紙、色鉛筆ひとつとってもマーカー、カラーペン、色鉛筆、くーぴー、とたくさんの物を集めます。
どれかひとつあれば良いと思うのですが、収集癖のある子どもにとってこれらはまったく別の物なのです。
特にアスペルガー症候群ですと「こだわり」が強いため、一つ一つが別物であると主張します。いくら「代用」ということを教えても、やはり「こだわり」が強いため、「それでは見え方が変わってしまう」など、強いこだわりを主張します。
そのような収集癖があり机の引き出しの中に集めてしまいます。なかには鉛筆の削りカスや消しゴムのカスなどを集める子供もいます。
こちらに関しては、担任の先生に相談をし金曜日に引き出しの整理をし、収集したものを強制的に持ち帰らせるようにしてもらうとよいです。
持ち帰るのを忘れる忘れ物
給食セットや上着、手袋などはロッカーにため込み持ち帰ることを何週間も忘れてしまうことはよくあります。
持ち帰るように何度言っても、帰りの時間になると他のことに気を取られ忘れてしまいます。
あまりに持ち帰らない場合は、連絡帳にその旨を伝え、持ち帰るよう先生に声がけをしてもらうしかありません。
兄弟がいるのなら兄弟に頼むということもできると思います。
また、参観日のあとには親御さんがロッカーや引き出しにたまった物を回収するなど工夫をしなければなりません。
その時にクレヨンや絵の具の確認をするとよいです。
発達障害の子供はお気に入りの色だけが異常になくなっていることがあります。例えば、赤色だけないのに、「赤がないから買って」と言うことじたい、親に伝え忘れていることがあります。
ですので、保育園や幼稚園、小学校低学年のあいだは、親御さんが少しだけ気を配ってあげなければなりません。
忘れ物が多くてもストレスにならない範囲での工夫をする
持って帰ってくるということは、忘れ物をしないよりも難易度が高いことです。それは、声がけをしてくれる人がいなく、自分で管理をしなければならないからです。
小さいうちはなかなかできませんが、忘れ物をせず提出できればまずは良しとし、持って帰ってこられないことに関してはそれほど叱る必要はないのだと思います。
高学年になってから、持って帰ってくることの対策を立てればよいのではないでしょうか。
小さい子は一度にたくさんのことはできませんので、親御さんもお子さんもストレスのない範囲で工夫をすることが大事なのではないでしょうか。
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まとめ
忘れ物が多い子は持って帰ってこない?持ち帰る方法とは?
忘れ物が多い子の原因と対策について
持って帰ってくることの難しさ
忘れ物が多いのではなくて収集癖
持ち帰るのを忘れる忘れ物
忘れ物が多くてもストレスにならない範囲での工夫をする