極度の 人見知り や人見知りがない場合、発達障害を心配する親御さんもいらっしゃいます。人見知りとは発達障害の 診断 基準なのでしょうか。そもそも人見知りとはどういうことなのでしょうか。
人見知りは発達障害の診断基準? ~人見知りってなに?~
発達障害の人見知りとは
人見知りしないと発達障害だと診断される? ⇦発達障害のイメージについてはこちら。
上記原稿では、発達障害の場合の「人見知りをしない」というのは、人見知りというより認知機能の遅れ、社会性の遅れ、防衛本能の薄さからあらわれているのではないかという内容をお伝えいたしました。
では、「人見知りをする」場合はどうでしょうか。
例えば、息子・ハル(アスペルガー&ADHD)の場合、幼稚園のころは人見知りをしませんでした。ですが、未就園の頃はひどく人見知りをしました。
それは、人見知りというよりは、「人を人として理解していない」ことから、あらわれている症状のように感じました。
親である私のことすら認識していませんでした。「ママ」ということがわからなくても、せめて「自分のお世話をしてくれる人」として認識して欲しかったのですが、それすら理解していませんでした。
それどころか、同じ人間だということすらわからないようでした。「なんらかの物」というぐらいの認識はあったのかもしれませんが、ハルにとって私は壁と同じ扱いだったように思います。
親がいなくても、ハルは自分の世界で楽しく遊んでいました。
ママというものがわかるようになると
私と同年代の女性のことをすべて「ママ」だと認識していたハルですが、保健所や療育センターの男性スタッフが訪れると、「ママじゃない」ということがわかるようで、荷物を玄関から投げ捨てスタッフを追い出すという現象がはじまりました。
この現象があらわれはじめたのは2歳頃でした。ですので、2歳頃から大体の年代や体格で人をとらえ始めたのだと思います。
10代~40代の女性は「ママ」、50代以上は「おばあちゃん」、50代以上男性は「おじいちゃん」、10代~40代の男性は「得体のしれないもの」という認識でした。
ですので、同年代の友人(女性)が遊びにくると、ママと間違えるのか帰り際、「行かないで~。」と、帰さないという行動をとりはじめました。
人見知りとは
定型発達の子どもの人見知りは、認識能力や社会性、防衛本能という点で正常な発達ということができます。
ですが発達障害の場合の「人見知り」は、「人見知りをしているのか」、「人見知りをしていないのか」が、非常にわかりにくいように思います。
そもそも自分以外の他者を認識するという作業に時間がかかりますし、自分以外の人を人間だと認識することにも時間が必要です。
発達障害にも「人見知り」はありますが、一般的な認知能力、社会性、防衛本能から訪れる「人見知り」がはじまるには、時間がかかるように思います。
定型発達の子どもが幼稚園の頃、人見知りが始まったとすれば、発達障害の子どもは小学校になってから、本当の意味での「人見知り」がはじまるのかもしれません。
その子その子の発達の速度があり、成長の過程がありますので、必ず「人見知りは何歳頃からはじまる」とは言えないのではないでしょうか。
認知機能、社会性、防衛本能がすこしずつでも発達していくかぎり、正常な人見知りが始まることもあると思います。ただ、それがいつなのかは誰にもわかりません。
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まとめ
人見知りは発達障害の診断基準? ~人見知りってなに?~
発達障害の人見知りとは
ママというものがわかるようになると
人見知りとは