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モンテッソーリ幼稚園へ通ったメリットとは?

mai

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モンテッソーリ幼稚園orシュタイナー学園?では、 モンテッソーリ 幼稚園 への入園までの経緯やポイントをお伝えしましたが、今回は実際にモンテッソーリ幼稚園へ通った感想をお伝えしたいと思います。


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- 目次 -

  • モンテッソーリ幼稚園へ通ったメリットとは?
    • モンテッソーリ幼稚園での活動
    • モンテッソーリ幼稚園へ通った感想
    • 幼稚園へ行きたくない!!

モンテッソーリ幼稚園へ通ったメリットとは?


モンテッソーリ幼稚園での活動

我が家の息子ハル(ADHD+アスペルガー)はモンテッソーリ幼稚園を卒園しました。

息子の通ったモンテッソーリ幼稚園では、午前中はお仕事の時間が2時間確保されていました。

まず幼稚園に着くと、それぞれ着替えをすまし、制服やカバンを自分のロッカーにしまい、上着もきれいにたたみ片付けていました。ひとつひとつの作業がとても丁寧に行われていました。(先生が口をだすことはありません)

その後、各自お祈りをすませ(カトリックのため)、きれいに並べられた棚にある教具を選び、お仕事をしていました。

先生は教具の使いかたを教えることはあっても、お仕事をするように促すことも、この教具を使ったら?というようなアドバイスすることもありませんでした。

それぞれが好きな教具を使い、気のすむまで繰り返しお仕事を続けていました。

棚から教具を持ってくる、お仕事をする、片付ける、次の教具を持ってくる。この繰り返しなのですが、子どもたちはまるで宝物のように丁寧にやさしく教具を扱っていたことが印象的でした。

お掃除で床を拭く際も、とても丁寧に床を拭いていました。ひとつひとつの動作(作業)がとても静かに、かつ丁寧に行われていました。

先生方も指導をするというよりは、子どもたちを見守り必要に応じてサポートするというカタチをとっていらっしゃいました。

上の学年の子が下の学年の子の面倒をみるという点も当たり前に行われていることでした。


モンテッソーリ幼稚園へ通った感想

モンテッソーリ幼稚園は、子どもの自由や自主性が尊重された幼稚園です。

先生方も指導者という立場ではなく援助者という立場ですので、ちゃんとした指導が行き届いているのか疑問でしたが、息子の通った幼稚園ではベルが鳴るだけで子どもたちは自然と並び私語を控えていました。

ですので、幼稚園で先生が注意をしたり、怒ったり、子どもの世話を焼く、という様子を私は一度も目にしたことがありません。

そしてお仕事ですが、お仕事は1人でおこなう作業ですので、アスペ+ADHDの息子には向いていたようで、お仕事を楽しみに幼稚園へ通っていました。

もしこれが、みんなで踊るなどの集団活動でしたら、幼稚園を卒園できたかわかりません。

お仕事は紙面上で行うものではありませんので、実際の音の違いを聞き比べたり、色のわずかな違いを見比べたり、円柱や棒などを使い重さや長さの関係を感じたりと、実体験で学ぶことができました。

特に算数教育では算数の概念を学ぶことができたので、今でも難なく算数はこなしています。

モンテッソーリを卒園し、今では小3のハルですが、周囲からは「自主性がある、自信がある、粘り強い、素直、優しい」と言われるので、モンテッソーリ幼稚園へ通わせて良かったのだと思います。

一人っ子にも関わらず面倒見の良い子に育った点も、モンテッソーリ教育を受けたひとつのメリットだと思います。

ですが、モンテッソーリ幼稚園へ通った最大のメリットは、自尊心が高くなったという点です。

やはり、親として2次障害は避けたいところです。発達障害があると、どうしても注意されることが増え、自尊心が低くなりがちです。

ですので、なるべく小さいうちから「自分は愛されている、価値のある人間だ、得意なことがある」、という点を知っておいて欲しかったのです。


幼稚園へ行きたくない!!

年少、年中は穏やかに過ごすことのできた幼稚園ですが、年長になると周りの子ども達は言語能力が高くなっていきます。

当時のハルは言語能力がまだ低く、お友達の輪に入ることができなくなってしまいました。

幼稚園へ行きたくなく、毎日玄関で1時間泣いていました。ですが、休むと習慣化してしまう恐れがありましたので、泣いていても幼稚園へ連れて行きました。

1学期の終わりに、そのことを主任先生にお話しすると、すぐに担任の先生と対処してくださいました。ハルとお友達との会話の橋渡し(通訳)です。

自宅でも、「困ったときや助けてほしいときは、先生に声をかけなさい。」と、伝えました。

助けを求めることが苦手な発達障害ですが、すこしずつ「どうしたらいい?」など、先生に聞くことができるようになりました。

「せっかく、この幼稚園に来てくれたのに、行きたくなくなってしまったのはとても悲しいことです。」と、一生懸命対処してくださった先生方にはとても感謝をしています。

モンテッソーリだからというのではなく、先生自身の人柄や家と園との連携がどれだけ取れるかという点は、障害のある子どもの幼稚園選びでは重要なポイントになると改めて気づかされた出来事でした。

続きはコチラ⇩
発達障害のある子の小学校選び ~普通学級or支援級~

関連記事はコチラ⇩
保育園と幼稚園の違いとは?通所施設って?加配制度って?入園拒否?退園?
モンテッソーリ幼稚園orシュタイナー学園?
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偏食でも白いおにぎりは食べられる?~発達障害の偏食~

その他はコチラ⇩
発達障害のカミングアウトに必要なものは信頼関係
発達障害の子供の習い事を選ぶおすすめなポイント5選
発達障害の療育に有効な療育施設とその費用

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まとめ

モンテッソーリ幼稚園へ通ったメリットとは?
モンテッソーリ幼稚園での活動
モンテッソーリ幼稚園へ通った感想
幼稚園へ行きたくない!!

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Filed Under: 育児の工夫, 学校の工夫 Tagged With: モンテッソーリ, 幼稚園

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管理人:MAI

両親・兄弟とも多動でショートスリーパー。超アクティブな家族のなか、唯一の凡人として育つ。

大学は心理学専攻。卒業後は、教育関係の職を経て心理学関係の仕事へ。息子がうまれてからはパソコン関係の仕事へと転職。

ここでは発達障害についての持論をまとめています。
※あくまで持論です!

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