忘れ物 や失くし物 が 多い 子は、忘れてくることを前提に複数準備すると困らずにすみます。
叱っても治るものではありませんので、「探す練習」をする、「どうしたら忘れないか工夫をする」機会として、有効に時間を活用しましょう。
忘れ物失くし物が多い子はこうするといい!
忘れ物が多いとは?
上記原稿では、発達障害の子供に多い忘れ物の原因や対策についてお伝えいたしました。
今回は、どこかに忘れてきた物、失くした物をどのように探すのかお伝えいたします。
忘れ物・失くし物が多い子は余分に準備する
発達障害の子供は他のことに気を取られやすいため忘れ物や失くし物が多い傾向にあります。
普段でも忘れ物や失くし物は多いですが、冬になると上着や手袋、マフラー、イヤーマフ、帽子など装備が増えますので、さらに忘れ物や失くし物が増えます。
手袋は左右どちらか失くします。右と左にヒモを付け、首にかければ失くすリスクは減りますが、子供ですと安全面での心配があります。
どこかに引っ掛けてケガをする恐れや、子供同士遊んでいる最中にヒモを引っ張てしまうなど、ケガや事故につながる可能性がありますので、小さい子にはあまりおすすめできません。
おすすめな方法としては、安価なものをいくつか用意することです。
お出かけ用の上着やマフラーなどは少し良いものを購入しているお家が多いと思いますが、学校用や遊び用は失くすことを前提にすこし安価なものをいくつか準備すると困ることは減るのではないでしょうか。
親としては、せっかく買ってあげたものですから、「どうして気を付けないの?」と、怒りたい気持ちにもなりますが、一生懸命遊んでいて失くしてしまったんだと思えばそれほど腹もたちません。
2つ買う際に同じもの、もしくは色違いを買うと、手袋や靴下が片方失くなってもしまっても、残っている方と組み合わせ、有効に使うことができます。
忘れ物や失くし物を探す方法
忘れ物や失くし物を探す時には、失くしたと予測できる付近を探しましょう。落とし物だと思い、周辺のお店に届けられていることもありますので聞いてみるとよいでしょう。
公共交通機関に忘れた場合は、忘れ物センターに問い合わせます。鍵やお財布をどこかに忘れた場合には警察に連絡すると似たような物が届けられた際に連絡がきます。
大人の場合ですと、どこかに忘れてきた場合は諦めることが多いと思いますが、子供の場合は「忘れても失くしてもいい」と、いう習慣はつけたくないものです。
子供と一緒に記憶をたどりながら、落とした物を探すこともまた、物を探す練習になりますので実践してみるとよいでしょう。
この時は、あまり叱らず記憶をさかのぼる練習に集中しましょう。
このようなことを繰り返していると、子供自身が大切なものを落とさない方法を考え出します。
失くしたからと諦めるのではなく、
探しても見つからない ⇒ 悲しい ⇒ 次からは落とさないように工夫をしよう。
このような思考回路が育てば、自分の物を大切にするようになります。
扱い方が乱暴でとても大切にしているようには見えない場合も、愛情表現が一般的でないだけで本人にとっては大切にしているということです。
忘れ物・失くし物が多くても叱りすぎない
忘れ物や失くし物が多いと叱りたくなる親御さんも多いと思います。ですが、わざと忘れたり失くしたりしているわけではないので、叱ってもあまり意味がありません。
どうしたら忘れないか、失くさないか、どういう工夫が必要なのかお子さんと話し合ってください。
親が勝手に決めた工夫よりも、子供自身のアイデアの方がスムーズにいく場合が多いです。
失くすことを前提にいくつか買っておくわけですから、探すという行為に矛盾を感じるかもしれませんが、「物を大切にする」という気持ちも育ちますし、なにより「探す練習」をする絶好の機会にもなりますから、面倒でも探してみるとよいでしょう。
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まとめ
忘れ物失くし物が多い子はこうするといい!
忘れ物が多いとは?
忘れ物・失くし物が多い子は余分に準備する
忘れ物や失くし物を探す方法
忘れ物・失くし物が多くても叱りすぎない