大人 の ADHD が成人のADHDとして2013年にはじめてDSM-Ⅴに記載されて以来、ADHDと診断を受ける方が増加しているようです。
大人のADHDと診断を受けた場合、就労に関して何か変化があるのでしょうか。
大人のADHD~ADHDの働き方~
成人のADHD
以前は、ADHDの症状は成長と伴に消失していくものと考えられていましたが、昨今ではADHDの症状は消失していくもののではなく継続していくものだと認められました。
2013年には、DSM-Ⅴにも成人のADHDとして記載されました。
以降、大人のADHDは注目を集め、診断を受ける方も増加傾向にあるようです。
大人のADHDに関して前編はコチラ⇩
大人のADHD~診断が遅れた理由~
ADHDの就労
それでは、ADHDと診断を受けた場合にはどのような選択肢があるのでしょうか。
ADHDの働き方
- 一般就労(治療を受けながら)
- 障害者雇用
- 福祉的就労(就労継続支援A型・就労継続支援B型)
- 起業
障害者雇用・福祉的就労
主に、上記の5種類になりますが、障害者雇用の場合は療育手帳や福祉手帳が必要となります。
また、福祉的就労支援の場合は診断書が必要となります。
障害者雇用や福祉的就労の場合ですと、さまざまな障害に対しての理解が得られやすいですのでムリをせず働くことができます。
また、福祉的就労支援の場合は働く時間や日数が一般就労よりも短いですので、自分にとって負担にならない程度に仕事をすることもできます。
なかなか特性に合った仕事に出会えない方や2次障害を併発している方は、職を転々とするよりも安定して仕事をこなせるかもしれません。
一般就労
ADHDと診断を受けたからといって、障害者雇用で働かなければならないわけではありません。
特性に合った仕事に就けた方は、その道で活躍されている方々もたくさんいますし、職場にカミングアウトをし、周囲の理解を得ながら働いている方もいます。
最近では、ADHDの薬物治療を受けながら、働いている方も増えつつあります。
特にADHDなどの発達障害の場合、環境調整や適材適所な配置により能力を発揮できる方も少なくありません。
※環境調性とは、集中しやすい環境を作ることです。
ADHDの方は、音や光に敏感なこともあり、些細なことで集中力が切れてしまうことがあります。
そのような場合、机の配置を変えるだけでも仕事がやりやすくなることもあります。
起業する
ADHDの方のなかには企業している方もすくなくありません。
主に「衝動型」や「多動型」のADHDの方々は、「サラリーマンはムリ。」と、起業する方が多くいます。
ADHDの特性である「瞬発力の良さ」はスタートアップでは優位に働きます。
ADHDには衝動性や多動性があります。これらは、ADHDの問題点とされますが、起業する上ではメリットとなります。
ADHDであることのメリット
- 行動力(思い立ったら吉日のごとく動く)
- アイディアに溢れている
- ショートスリーパー
- 疲れ知らず
- とにかく動く(じっとしていられない)
- 猪突猛進(自分のやりたいことを最優先する)
- 恐いものなし
- 計画性なし
- 人たらし(人懐っこい・よく喋る)
一見、このような特性があると起業には向いていないように思われるかもしれませんが、人が迷っている間に行動ができるという力は一種の才能でもあります。
また、人が決めた優先順位はわからなくても、自分の会社なら自分の決めた優先順位で動けるということも、最大限自分の力を発揮できる、ということにもつながります。
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まとめ
大人のADHD~ADHDの働き方~
成人のADHD
ADHDの就労
障害者雇用・福祉的就労
一般就労
起業する