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発達障害のある子供の祖父母との関わり方 ~帰省編~

mai

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発達障害 のある子供は 祖父母 と、どのような 関わり方 をすればよいのでしょうか。年末年始、お盆休み、GW、連休など祖父母の所へ帰省する親御さんも多いことでしょう。

その度に祖父母との関わり方に悩むご両親も多いのではないでしょうか。


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- 目次 -

  • 発達障害のある子供の祖父母との関わり方~帰省編~
    • 祖父母の発達障害への理解
    • 曾祖父母との関わり方
    • 発達障害のある子供の祖父母との付き合い方

発達障害のある子供の祖父母との関わり方~帰省編~


祖父母の発達障害への理解

祖父母世代(60~70代)の発達障害の理解度は極めて低いといえます。

特に知的な遅れも言葉の遅れもない発達障害の子供のばあい、「親のしつけが悪い」と思われます。例え、発達障害だと説明してもどのような障害なのかまで理解されません。

例えば、発達障害の子供の場合は味覚過敏があるため偏食です。ですので、帰省し料理の味付けが変われば食べられないこともよくあります。

また、せっかく孫を連れて外食をしても、じっと座っていられない、味付けが違うから食べないということが起こります。

知的な遅れがある、言葉の遅れがある、そういう場合には「障害があるからわからない。」と、いう風に理解されるのかもしれませんが、知的や言葉の遅れがない発達障害の子供の場合には説得すれば言うことを聞くと思われがちです。

実際、説得したところで味覚過敏のため食べられないので頑として食べようとはしませんし、食べたところで飲み込めず吐いてしまいます。

そして、「親のしつけが悪い。」「甘やかし過ぎだ。」と、言われてしまいます。

「発達障害ですから・・・・。」と言っても、「親が諦めてどうする!!」と、かえって叱られてしまうこともあります。

その度に親御さんは精神的に辛い思いをします。帰省の時期が憂鬱になってしまいます。

ですが、60~70代の祖父母の場合は、たまに見るだけの孫であっても10年も経てば、食べないものを無理やり食べさせようという行為はしなくなります。

感覚過敏や感覚鈍麻、こだわりの強さにも自然と付き合い方を身に着けていきます。


曾祖父母との関わり方

祖父母よりも大変な付き合いが曾祖父母ではないでしょうか。曾祖父母の多くは80~90代という世代です。

この世代になると「障害=悪」という考え方の方が多くいます。なるべく外出しないように、外で遊ばせないように言われることもあります。

障害のある子供が外にでれば、周りに迷惑がかかると思うからなのか、家の中に隠そうとする方もいまだにいます。

そして、「今まで家の家系にこういう子供が生まれたことはない。」とまで言う方もいます。

「嫁の家系に問題があるのではないか?」、「旦那の家系に問題があるのではないか?」と、誰かの責任にしようとする方もいます。

曾祖父母を喜ばせようとひ孫の顔を見せに行ったのに、かえって精神的に辛い思いをしてしまうこともあります。

この世代になると、障害のある子供というだけで扱い方がわからないと思うのか、すこし遠ざけてしまう方もいますが、子供が10歳になる頃には可愛いひ孫になることもあります。

特に療育を受けている発達障害のお子さんの場合は10歳になる頃には、それなりの礼儀作法も覚えていますし、同年代の他のひ孫に比べ、まだまだ発言も行動も幼いがゆえに、愛らしさも残ります。

言葉はたどたどしくても、意思の疎通がはかれるレベルになりますし、一緒に隣を散歩できるようにもなります。

言葉が伝えられることから癇癪も減るので、一緒に買い物に行くことも外食をすることもできるようになります。

一緒に山や川へ遊びに行くことも、畑仕事を手伝うこともできるようになります。

デイサービスに通所されているひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんでしたら、折り紙や切り絵などを一緒に楽しむこともできるようになります。

すると、やはり安心するのか、「良くなってよかった。ずいぶんと落ち着いた。」と、いう発言があらわれるようになります。

実際、治る障害でもありませんし、良くなったという表現も妥当ではありませんが、ひ孫の行く末を安堵しているに違いない言葉ではあります。


発達障害のある子供の祖父母との付き合い方

お子さんが発達障害をかかえている場合、祖父母との付き合い方や親族との付き合い方はすこし難しいものになる可能性があります。

特に癇癪や偏食がひどい時期は、お子さん自体環境の変化はよくありませんので、祖父母のお家に行っても短い時間で帰ってくるようにすることをおすすめします。

どうしても泊まらないといけない場合には、近所のビジネスホテルに泊まるなどし、なるべくいつもと似た環境で過ごすことが大切です。

まとまった帰省ができなくても、短い時間でこまめに帰省することにより、お子さんの負担も親御さんのストレスも軽減され、おじいちゃんおばあちゃんの不満も解消できることもあるかと思います。

また、祖父母宅ではなくホテルに泊まることで何か言われるようなら「夜泣きがひどいので。」と、正直に話してもよいと思います。

発達障害を抱えるお子さんにとっても、親御さんにとっても、おじいちゃんおばあちゃんにとっても、お互いしんどくならない程度の距離感を保つことが長い付き合いをしていく上では賢明な判断なのではないでしょうか。

続きはコチラ⇩
大人のADHD~診断が遅れた理由~

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まとめ

発達障害のある子供の祖父母との関わり方~帰省編~
祖父母の発達障害への理解
曾祖父母との関わり方
発達障害のある子供の祖父母との付き合い方

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Filed Under: 育児の工夫, 日常生活の工夫 Tagged With: 発達障害, 祖父母, 関わり方

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管理人:MAI

両親・兄弟とも多動でショートスリーパー。超アクティブな家族のなか、唯一の凡人として育つ。

大学は心理学専攻。卒業後は、教育関係の職を経て心理学関係の仕事へ。息子がうまれてからはパソコン関係の仕事へと転職。

ここでは発達障害についての持論をまとめています。
※あくまで持論です!

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