子育てをしていると、 育児疲れ という時期があります。
子供も同様に登園・登校に疲れる時期というものがあるような気がします。
6月の終わりから7月、そして12月のような学期の終わりは、特に子供自身の疲れが溜まる時期のように思います。
育児疲れ、登校疲れの時期とは?
育児疲れ
発達障害の子供を育てていると、学期の終わり「あと、すこしで長期休暇」というところで、子供自身のストレスが限界に近くなり、「登校を嫌がる」「感覚過敏がひどくなる」「体調不良が増える」ということが増すように感じます。
そして、そのことが育児疲れを招いている原因のひとつであると個人的には感じています。
そして、この時期は親御さんにとっては仕事がとても忙しい時期でもあります。
そのようななか、「学校の個別面談」や「PTAや町内会の集まりや行事」までこなさないといけませんので、発達障害の子供のいるお家ではバタバタの季節となります。
ちなみに学校によっては、学期末はテスト週間となる学校もあるので、親御さんの負担はさらに増す可能性があります。
お子さんだけではなく、親御さん自身も肉体的にも精神的にも厳しい時期です。
親も子供も疲れている時期だからこそ、
「そっとしておいて欲しい。」
そんな風に思う時期のような気がします。
個性が認められない
小学校も高学年になると「個性」が認められなくなってきます。
保育園や幼稚園、小学校低学年までは「個性を育てる」という教育ですが、なぜか高学年になると、
「みんなと同じ」
「こうじゃないといけない」
と、いう固定観念をベースにした教育に切り替わります。
- マイペース
- 字が下手
- 音読が苦手
上記は一例ですが、このような事柄も低学年までは「個性」と言ってもらえたことが、高学年になると「個性」ではなく「注意の対象」となります。
学年が上がるにつれ、発達障害の特性は「注意の対象」となり、子供達は自己肯定感を下げ、ストレスを溜めていきます。
- 「どうして自分はこんなことができないんだろう。」
- 「失敗するかもしれないから、学校にいけない。」
- 「何をしても怒られるから、どうしていいかわからない。」
こういう言葉を子供達は口にするようになり、精神的に不安定になります。
親としても、精神的に本当に苦しい時期です。
そして、育児に悩む時期でもあります。
この時期をどう乗り越える
学期終わりの一番苦しい時期(子供のストレスが限界な時期)をどう乗り越えるのかはお子さんによって異なります。
外で自由に走り回ることが合う子もいれば、週末は家で好きな事に没頭する方が合う子もいます。
にぎやかな人の多い場所に行くよりは、静かで人の少ない、刺激の少ない場所に行くことをおすすめします。
お家のなかで過ごせるのであれば、お家のなかで親御さんもお子さんも時間に追われることなく、のんびり過ごし、気力と体力の回復に努めるべきでしょう。
なるべく、お子さんの話しに耳を傾け、否定することなく気持ちを受け止めてあげることで、少し心が落ち着くお子さんもいます。
お子さんの心が落ち着けば、親御さんの疲れも半減するのではないでしょうか。
学期末は、どうしてもこれまでのムリが反動となってあらわれやすい時期です。
叱るのではなく、お家ではマイペースに過ごさせてあげることも必要です。
そして、親御さん自身が無理をし過ぎないことが一番大切です。
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まとめ
育児疲れ、登校疲れの時期には?
育児疲れ
個性が認められない
この時期をどう乗り越える