頑張りすぎない子育て

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adhdの子供~頑張ってもムリなものは無理!!~

mai

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アスペルガーや ADHD を抱える 子供 を育てていると、家庭と教育現場での大きな差を感じることがあります。

多くの先生方が発達障害について勉強をされ理解を示してくれます。

ですが、やはり練習すればできると勘違いされている方もいらっしゃるように感じます。


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- 目次 -

  • adhdの子供~頑張ってもムリなものは無理!!~
    • 発達障害の子供が困難を感じること
    • 叱っても練習してもできるようにはなりません!
    • 発達障害の理解されにくい困りごと

adhdの子供~頑張ってもムリなものは無理!!~


発達障害の子供が困難を感じること

アスペルガーやADHDを抱える子供には困難なことがいくつかあります。

例えば、

  • 遅刻をしない
  • 忘れ物をしない
  • 宿題をする
  • バランスの良い文字を書く

これらは障害の特性ゆえ困難なことです。

ですが、練習をすればできるようになると思われがちなことです。


叱っても練習してもできるようにはなりません!

最近では早期療育が注目され、早期に療育を受ける発達障害のお子さんも増えています。

それゆえ、ある程度の集団行動もでき、学習面や運動面では目立った遅れが見られない発達障害のお子さんもたくさんいます。

ですが、療育を受けているからといって全く特性がなくなるわけではありません。

年齢に応じて、自分なりの対処法を見つけない限り、「つまずき」は起こります。

例えば、ADHDのお子さんにいくら「忘れ物をしない」よう注意をしたとしても、忘れ物をしなくなることはありません。

なぜなら、それがADHDの特性だからです。

「どうして忘れ物をしたの?」

「どうして宿題をやらないの?」

「どうして遅刻をするの?」

そう質問しても答えられる発達障害のお子さんはいません。

もし、「どうしてか?」がわかるとすれば、それは自分なりに対処法が見つけられた時です。

ですが、大人ではない子共には、自分の特性を完全に理解し、対処法を見つけさせることは不可能です。

早期療育を受けていたとしても、細かな場面場面ではやはり「困りごと」を抱えています。

そして、その「困りごと」はなかなか教育現場では理解されにくいこともあるようです。


発達障害の理解されにくい困りごと

遅刻

  • 時間を数量的に考えられないため、家をでる時間が遅れてしまう。
  • 集団登校の集団が苦手なため、参加できず遅れてしまう。
  • 朝、何をしてよいかわからないため、出発が遅れてしまう。
  • 感覚過敏のため衣服が着られず、遅れてしまう。

宿題

  • 短期記憶が弱いため、宿題が出ていることを忘れてしまう。
  • 宿題自体、どこに入れたのか忘れてしまう。
  • ノートの書き方がわからず、できないことがある。
  • どこにどういう風に書けばよいのかわからず、できないことがある。
  • 抽象的な問題は、何を聞かれているのかわからずできないことがある。

忘れ物

  • 短期記憶が弱いため忘れ物をすることがある。
  • 忘れ物以前に持って帰ってきていないから、持っていけないことがある。
  • 忘れ物ではなく、失くしてしまっていることがある。
  • どこに置いたか覚えていなく、持っていけないことがある。

バランスの良い文字

  • 適切な文字の大きさがわからず、キレイに文字を書くことが難しいことがある。
  • マスのどの部分に、どれくらいの大きさの文字を書けばよいのかわからず、キレイに書くことが難しいことがある。
  • カタカナや漢字が記号に見え、バランスの良い文字を書くことが難しいことがある。

上記は一例にすぎませんが、それぞれ特性故にできないことです。

学校の先生方は一生懸命発達障害の勉強をされ、発達障害に関しては理解を示してくださる先生方が増えましたが、ひとつひとつの特性に関しては練習すれば治ると思うのか、叱れば治ると考えているのか、

  • 遅刻をしない
  • 宿題をやってくる
  • 忘れ物をしない
  • キレイな文字を書く

と、指導される先生が多くいるように感じます。

障害は広く認知されるようになりましたが、まだまだ特性に関しては理解されていないように思います。

また、これらは叱って治るものではなく、10代後半や20代、30代となるうちに、自分自身で対処法を見つけない限り、学校で先生のやり方をいくら練習してもできるようになるものではありません。

そればかりではなく、子供自身や保護者を苦しめることにもなります・・・・。

いくら療育を受けていても年齢的に特性に対しての対処法がまだ身についていないこともあります・・・。

そのあたりのことが、もう少し理解していただけるようになれば、発達障害の子供も保護者も精神的に楽になるのではないかと思います・・・・。

よろしければシェアをお願いします。(励みになります。)

続きはコチラ⇩
adhdの子供~ムリが続けば不登校になる可能性も!~

ADHDに関してはコチラ⇩
もうひとつの10歳の壁とは?~生活リズムの大きな変化~
発達障害の小学校生活で気を付けるべきこと3選
発達障害の子供が小学校へ行きたくないと言ったら?~集団登校編~
発達障害の不登校~不登校の準備と対処法~
ADHD・ASDなぜワーキングメモリーが弱いと会話が困難なのか?
adhdの薬を服用するタイミング

その他にも、こんな記事があります。⇩
大人のADHD~優先順位がわからない・期日が守れない~
ADHDの女性がモテる理由
発達障害の結婚~ADHDに相性の良い組み合わせはある?~
感覚過敏はわがままではありません!①
発達障害の子供は小学校で疲労する①~甘えじゃない!~
adhdの薬を服用すると?

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まとめ

adhdの子供~頑張ってもムリなものは無理!!~
発達障害の子供が困難を感じること
叱っても練習してもできるようにはなりません!
発達障害の理解されにくい困りごと

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Filed Under: 育児の工夫, ADHD, 学校の工夫 Tagged With: adhd, 子供

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プロフィール


管理人:MAI

両親・兄弟とも多動でショートスリーパー。超アクティブな家族のなか、唯一の凡人として育つ。

大学は心理学専攻。卒業後は、教育関係の職を経て心理学関係の仕事へ。息子がうまれてからはパソコン関係の仕事へと転職。

ここでは発達障害についての持論をまとめています。
※あくまで持論です!

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