日本語での ディスレクシア は、とてもわかりづらいため 支援 を受けることが難しい場合があります。
ですので、ディスレクシアと気づかれず、執拗な注意を受けてしまうこともあります。
今回は、絶対にディスレクシアの子供にやってはいけないNG行動をお伝えします。
ディスレクシアの支援~絶対にやってはいけないNG行動~
ディスレクシアの子供にやってはいけないNG行動
日本語でのディスレクシアは、一文字一文字は読めるためなかなか周囲には理解されません。
詳しくはコチラ⇩
意外と多いディスレクシアとその支援~なかなか理解されない~
そのため、
- 音読を強要される
- 適切な大きさの文字で書くよう書き直しをさせられる
このような行動が、よくみられます。
ですが、これらの行動は余計に読むことや書くことに苦手意識を植え付けることになりますので控えた方がよい行動です。
何度も漢字練習をさせる
ディスレクシアの子供は文字を適切な大きさで書くことが難しい子が多くいます。
ですので、何度も書き直しをさせる親御さんや先生方がいますが、これでは文字を書くことが嫌いになってしまいます。
漢字練習での工夫については次回、お伝えしますが、何の知識も持たず闇雲に何度も漢字練習をやり直させることは、子供にとってただのストレスになります。
ストレスになるばかりか、
- 「宿題ができない」
- 「学校に行きたくない」
と、いうことにもなりかねませんので、文字の下手さや文字のサイズについては、しつこく指摘しない方が賢明です。
それよりも、適切な文字の大きさがかけるように大人が工夫をした方がはるかに前向きです。
たかが漢字ドリルと思われるかもしれませんが、ディスレクシアの子供にとっては黒板の板書も、漢字練習もとても大変な作業です。
一文字一文字は読めることもあって、なかなか周囲の大人から気づかれにくいディスレクシアですが、
- 「音読のペースが遅い」
- 「漢字練習に戸惑っている」
このような様子がみられる場合には、親御さんが注意深く観察する必要があります。
何度も音読をさせる
ディスレクシアの子供は、文字を文字としてしか捉えておらず、単語や文章として捉えていないことがあります。
ですので、音読を聞いているとカタコトの日本語のようになっていたり、どこで切るのかわからず、古典や百人一首のようになっていることもあります。
ビックリするくらい音読が下手ですが、このとき間違っても酷いことを言ってはいけません。
酷い言葉を投げかけたり、上手く読めないことを叱ったり、何度も執拗に読み直しをさせると、本を読むことじたい拒否するようになります。
そればかりでなく、国語に対しても苦手意識を持ってしまい、読むという行為を避けるようになってしまいます。
音読での工夫も次回お伝えしますが、音読がどれだけ下手でも決して叱ったり、バカにするような言葉を投げかけたらいけません。
一度、苦手意識がつくと、そこから余計に抜け出せなくなります。
読み書きを嫌いにさせない
ディスレクシアは小学校低学年の間は、あまりわかりません。
小学校低学年くらいですと、全体的に読む力も書く力もそれほど高くありませんし、特に男の子の場合は誤字脱字が多くても、他の子も誤字脱字が多いので気になりません。
ですが、小学校4年生になり、ノートのマス目が小さくなり、教科書の行間が狭くなると、一気に他の子との差が目立つようになります。
そのため、学校でも注意を受けがちになってしまいますが、お家でも学校でも一番怖いことは、子供に苦手意識を持たせてしまうことです。
ですので、執拗な注意をするのではなく、必要なサポートや支援を取り入れて負担を軽減してあげることが大切です。
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まとめ
ディスレクシアの支援~絶対にやってはいけないNG行動~
ディスレクシアの子供にやってはいけないNG行動
何度も漢字練習をさせる
何度も音読をさせる
読み書きを嫌いにさせない