お子さんが 発達障害 だと診断を受けたとき「 療育 」を提案されるご家庭は多くあると思います。
現代では共働きのご家庭も多く、「療育に通う時間がない」、もしくは経済的な理由から、「療育に通う余裕がない」と、いうご家庭もあるかと思います。
それでは、療育にはどのような メリット があるのでしょうか。
発達障害の療育 ~療育へ通うメリット①集団生活~
療育には通った方が良いの?
発達障害の療育は、療育を急いで開始するご家庭もあれば、療育にあまり力を入れてないご家庭もあります。
例えば、旦那さんや旦那さんのご両親が「発達障害だと認めない」場合には、療育に通うことが難しくなります。
これは、時間の確保や療育費用の確保ができないためです。
その他にも、仕事の立場上、お子さんが発達障害だと知られたくないご家庭もあります。
そのような場合には、ご自宅でできる限りの療育をすすめるしかありません。
ですが、一般的には療育に通うことで得られるメリットもあります。
療育を受けるメリット
- 少しずつ集団行動に馴染ませてあげられる
- 気心しれたお友達ができる
- 少しずつルールが学べる
- 声のかけ方や問題の対処法を学べる
- 自宅にはない療育グッズが使用できる
- 療育のやり方を見て学べる
- 幼稚園や学校への資料として提出できる
少しずつ集団に馴染ませてあげる
発達障害の子供にとって、ある日、突然、保育園や幼稚園へ入れられることは混乱の元となることです。
集団生活にも不安を抱えていますし、感覚過敏があれば、なおさらつらいことです。
ですので、就園前から少しずつ人に慣れさせてあげることは大切です。
人や集団にまったく慣れさせていない状態で入園させてしまいますと、突然いなくなってしまうケースや、お友達とトラブルを起こしてしまうケースも考えられます。
元気よく走り回っているように大人の目から見えたとしても、パニック症状である可能性も大いにあります。
発達障害の子供は、なかなか表情と気持ちが一致しません。
ですので、例え困っていたとしても、ニコニコしていることもありますので、笑っているから大丈夫と考えることは良くありません。
すこしずつ集団行動に馴染ませ、お友達との関わり方や、クールダウンの仕方、先生との関わり方を考えて行った方が賢明です。
気心しれたお友達ができる
発達障害のお子さんは、幼稚園や保育園でなかなかお友達ができないこともありますし、仲間に入れてもらえないこともあります。
ですが、療育でできたお友達とはこのようなトラブルはあまり起きません。
小さい頃は、一緒に遊ぶというよりは、近くで遊んでいるだけですが、大きくなってくると一緒に遊ぶようにもなっていきます。
似た特性を持つ者同士のためか、小さい頃から気心しれているためか、リラックスして遊ぶことができます。
定型発達同士しか通じ合えないこともあるように、発達障害を持つ者同士でしか通じ合えないこともあるようです。
発達障害の子供同士が話しているのを聞いていますと、突然話が変わることや、突然一方がどこかに行ってしまうこともありますが、お互い気にしている様子はみられません。
定型発達のお子さんとでしたら、トラブルになるようなことでも、発達障害の子供同士ですとそれほどトラブルになりませんので、子供同士も気兼ねなく遊ぶことができます。
こうして息を抜いて付き合えるお友達関係も大切です。
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まとめ
発達障害の療育 ~療育へ通うメリット①集団生活~
療育には通った方が良いの?
少しずつ集団に馴染ませてあげる
気心しれたお友達ができる