現代の子供は、早い時期から ゲーム との付き合い方に関して学ばなければなりません。
ですが、依存性の高い 発達障害 のお子さんの場合、ゲームとうまく付き合うことは可能なのでしょうか。
発達障害の子のゲーム問題①~ゲームとうまく付き合える?~
ゲームと上手く付き合える?
最近では、幼少期からゲームで遊ぶ子供が増えました。
共働き家庭も増え、外出先でも騒ぐことが許されない現代では、静かに遊ぶことのできるゲームが重宝されるのは仕方のないことなのかもしれません。
もちろん、ゲーム自体は悪いものではありません。
ゲームとの付き合い方さえ知っていれば、問題なく日常生活のなかに取り入れることのできる娯楽と成り得ます。
ですが、現実問題として、まだ幼稚園や小学校低学年くらいですと、ゲームと上手く付き合っていくことは困難です。
大人でも楽しいことは途中で止められないように、まだ自分自身をコントロールできない子供にとっては、大人よりも難しいことです。
私達、大人でも少し夜更かしをして海外ドラマを観てしまう日もありますよね。
それは、子供達も同様です。
楽しいことは途中でやめたくない、少し夜更かししても、もう少しだけ続けたい。
そういう気持ちなのだと思います。
ゲームと上手く付き合うには?
ゲームと上手く付き合うには、約束事が必要となります。
ご家庭によっては、1日何分と決めて、ゲームをするお家や、週末だけと決めてゲームを楽しむお家もあるかと思います。
それでも、はじめのうちは、ゲームがやめられなくて喧嘩になってしまうご家庭もあることでしょう。
定型発達の子供達でも、ゲームはなかなか苦労するひとつの壁ですが、発達障害の子供達にとってはさらに高い壁となることが想像できます。
発達障害は依存しやすい
もともと発達障害の子供達には依存しやすい、という特性があります。
アスペルガーの子供は没頭しやすく、想像力の欠如があります。
ですので、他にやらないといけないことや、後が困るということを想像することができません。
ADHDの子供にも、アスペルガー同様の過集中がみられますし、ADHDは刺激を求める傾向にあります。
このような特性からゲーム以外に関しても依存しやすい特性を持つと言えます。
例えば、大人の場合なら、
- ワーカーホリック
- アルコール依存症
- 買い物依存症
- ギャンブル依存症
- 恋愛依存症(恋愛遍歴)
なども、これにあてはまります。
このように依存しやすい特性を持つ発達障害の子の場合、「ゲームとうまく付き合う」ということは難易度の高い壁です。
ゲーム以外にも夢中になれるものがあれば、ゲームばかりという事態にはなりませんが、生活の中心がゲームになってしまうと少々厄介です。
モノを壊す・暴力を振るう
長時間のゲームで問題となることは以下の点です。
- 学校に行けない
- 学習の遅れ
- 家族とのトラブル
- お風呂に入らない
- 食事をとらない
- 怒るとモノを壊す
- 家族に暴力を振るう
- 高額な請求がくることがある
この中でも、「家族に暴力を振るうようになる」。この問題が一番こわい問題でもあります。
後編では、この点についてお伝えいたします。
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続きはコチラ⇩
発達障害の子のゲーム問題②~暴力を振るう?~
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まとめ
発達障害の子のゲーム問題①~ゲームとうまく付き合える?~
ゲームと上手く付き合える?
ゲームと上手く付き合うには?
発達障害は依存しやすい
モノを壊す・暴力を振るう